カスタマーセンターは「泣いただけでの退店勧告はルールにない」
驚きと憤りを感じたという投稿者は、その場で「走り回っているわけでもなく、泣いただけなのに退店なのか?それは本部の方針なのか?」と店員に伝えると「そうです。他のお客様もいるので、その方たちを優先します」と言って去っていったとする。
その後、「フォローしていただきありがとうございました」と母親に声をかけられたといい、「とても悲しい顔をしていたのが印象的でした」と振り返る。
「個人的な感想でしかないのですが、店員の行動は、1人の独断で実行しているというよりは、指示を受けて動いているように見えました。1人の店員の感情的な行動が原因ではなく、店舗の運営体制に問題があるのでは?と感じました」
その後、カスタマーセンターに連絡し店舗名などの詳細を伝えたところ、「入店時や泣いただけでの退店勧告はルールにない。他のお客様に迷惑がかかりそうな行為があったときは、店舗の責任者からお声掛けする場合がある」という反応だったという。
「騒いだら退店」の旨を告げられた際、どう思ったか。投稿者は次のように述べる。
「サイゼリヤを含む他のファミリーレストランで初めて言われたので非常に驚きました。また入店時騒いでいなかったので、子どもに対して厳しいように感じ不信感を抱きました」
入店後、隣の席の子連れ家族が注意されているのを見たときはどう感じたか。投稿者はこう振り返る。
「お隣のお母さまは放置していませんでしたし、お子さんの面倒をきちんと見ていたように思います。また、言われた時もあやしながら申し訳なさそうに謝っていたので、店員の対応は過剰なのではないかと憤りを感じ、また、子どもの泣き声にここまで言われてしまうとファミリーレストランでも外食ができないのかと悲しい気持ちになりました」
J-CASTニュースが(1)この事態を把握しているか(2)実際に店舗に「騒いだら退店」の旨の指示を出したか(3)事態の受けとめ(4)今後どのように対処するか――についてサイゼリヤ広報に見解を求めたところ、12月15日、「個別の案件についての回答は差し控えさせて頂いております」と回答があった。