キャリア意識高い人ほど転職せず定年まで働く 従業員がどんどん辞める会社は何をすべきか

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「ジョブ型」を望む若者は、キャリアプランを立てている

   今回の結果をどうみたらよいのか。J‐CASTニュースBiz編集部は、調査を行ったアスマークの担当者に話を聞いた。

――自身のキャリアプランに関して、「計画を立てている人」が約21%しかいないとは、非常に低い印象を受けますが、これまでの類似の調査でも、キャリア意識はこんなものでしょうか。

調査担当者 「どちらともいえない」が50%以上のことから、何も考えていないわけではないが、自信をもって具体的に計画を考えていると言えるほどの人は少ないのではないかという認識です。

――「キャリアプランの計画を立てている人」が20代に多く、45歳以降にガックリ減るという結果ですが、この理由はなぜでしょうか。働き盛りのはずなのに不思議です。やはり、キャリアの先が見えている、あるいは子育てなど生活に追われているということでしょうか。

調査担当者 それもあるかとは思います。ほかの仮説としては、今の若い世代は1社で勤め上げるのが当たり前という世の中で育っていません。転職やフリーランスも含めてさまざまな選択肢がある中で、若い頃からキャリアプランについて考える機会が多いことや、若年層ほど特定の職務内容やスキルを限定して仕事をする「ジョブ型」を望むので、おのずとキャリアを意識することが多いということも考えられます。

――45歳以降のミドルシニア世代のキャリアプラン意識を高めるにはどうしたらよいでしょうか。

調査担当者 調査結果では、大企業など、キャリアプランが描きやすい企業に勤めている人のほうが、キャリア意識が高いという結果が出ていますので、「鶏が先か、卵が先か」という話はありますが、企業側からできることとしては、定年後や再雇用での働き方も含めたキャリアプランを明示することが一助になるのではないでしょうか。
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