水戸市内のJR常磐線・水戸駅近くで2023年12月18日夕、特急「ひたち」の乗客の男が騒ぎ出し、車掌に暴力を振るうトラブルがあった。
水戸署も出動し、男は事情聴取を受けた。一体何があったのだろうか。
男はろれつ回らず、座席の背もたれに手をかけて何かをつぶやく
車内トラブルについては、その日の15時30分ごろから、X(旧ツイッター)上で次々に乗客らの報告があった。
投稿者の1人によると、男はろれつが回っていなかった。男が隣の座席の背もたれに手をかけ、何かつぶやいており、本当に怖かったと明かした。
JR東日本の水戸支社は19日、J-CASTニュースの取材に対し、広報担当者がそのときの状況を答えた。
それによると、18日16時4分に一報が入り、品川発いわき行き特急「ひたち」17号は、その2分後の16時6分、定刻通り水戸駅に到着した。車内では、車掌への暴力行為があったという。JRでは、110番通報して警察を呼び、駅員と警察官が車内に入った。
乗客への暴力は「情報入っていない」
暴力を振るった人物は、酒を飲んで酔っており、降りてもらって警察に引き渡した。車掌はその後、病院に向かって手当てを受けた。けがの有無は調査中だという。警察に被害届を出すかは、まだ分からないとしている。乗客への暴力行為については、情報は入っていないという。
どんな原因でトラブルが起こったのかについては、確認中だとした。特急ひたちは、すべて指定席で、定員の半分ほどに当たる約300人が乗車していた。
このトラブルで、上下線で3本に遅れが出た。トラブルのあったひたちで最大16分だった。
トラブルについて、水戸署は12月19日、特急ひたちの車内で酒を飲んで酔った男が騒いでいたため、署員が出動したと取材に明らかにした。車掌への暴力があったのかも含め、発表事案ではないため、詳細についてはお答えできないとしている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)