Ⅴ字回復で社内MVPからスピード昇進へ!
新しい部署でしばらくは落ち込んでいたNさん。けれども、異動後もKさんや社内の先輩や同僚とごはんを食べたり、話をしたりするなかで、あるときふと思いました。
「未練の残る営業部を羨ましいと思っているだけなんて、つまらない」
「自分のいる部署が一番カッコイイと思ってもらえるように、仕事をしなきゃ...」
今まで自分が受けてきた多くのサポートのありがたさが、やっと腹落ちしたのです。愛情ある上司からの「今は視野を広げる時だ」とのアドバイスの意味がやっとわかったのです。
そこからのNさんは、快進撃を始めます。
仕入れ部門のなかで唯一営業の最前線を知っていることも、強みになりました。
もともと人間関係づくりに長けていたので、社内でのやりとりも円滑に。期待に応えるよう工夫すると、相手が喜ぶ。相手が喜ぶと、さらに頑張ろうと力が湧いてくる。一度好循環に入ると、全てが上手く回り始めたのです。
Nさんの活躍ぶりは社内でも話題になり、幹部会議の成果報告でも名前が出ることもしばしば。そして、異動から1年後にはなんと社内の半期業績MVPに選ばれたのです。
これを機にグループリーダーに抜擢されたNさんは、さらに1年半後には課長へとスピード昇進。入社6年目の若さで、20人以上の部下を束ねる立場になりました。