「頂き女子りりちゃん」商法ココに気を付けろ 絶え間ないメール、カネの無心術、ホストまねた手口の数々

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「この男は支払い能力が高い」とみられる要素は

   昨今問題になっているのが、客に「ツケ払い」を促して多額の売掛金を発生させ、巨額の金銭を巻き上げる悪徳ホストだ。こうした手に引っかからないために、高木氏は、「自分自身がホストに対して抱いてしまっている感情の反対を、言葉にしていくべき」と勧める。

   具体的には、ホストが恋人に見えてしまっている場合は、「私は友達として飲みたいんだ」といったフレーズを口にして、本心を偽装すべきだと指南。ホストがその発言に合わせて「友達営業」に切り替えてきたら、それは間違いなくターゲットをわなにはめようとしていると説明する。

   ホストと「頂き女子」のような詐欺師に共通する、「嘘の特徴」にも言及した。ズバリ、「金額と期間」だと高木氏。例えば、「あと2時間以内にお金が必要」といった切迫感が強い物言いや、「9万2000円がどうしても足りない」といった、リアリティーがにじむような金額を要求してくるのだ。

   さらに「女詐欺師に特にありがち」なのは、ターゲット相手の支払い能力をシビアに分析する点だという。「この男は支払い能力が高い」と判断する材料は、「40歳から60歳」「独身」という要素。ここから「本人が自由に使えるカネが多い」と見極めるという。

   なお、先述した「9万2000円」のように額を刻まず、100万円といったまとまった単位を要求してくる場合もあると高木氏。それは「飛ぶ(姿を消す)兆候ですね」。ターゲットから十分に搾り取ったと判断し、連絡を絶とうとしている際の言動であると指摘した。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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