「中華料理に炭水化物をあんなに求める...理解できない」海外ユーザー困惑 Xの反応に見る日本人独特の感性

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   X(Twitter)では「日本の文化や習慣に対する海外の反応」についての話題が定期的に注目されます。日本人にとっては当たり前の光景について、海外の人から驚かれたり、疑問を持たれたりしたという体験談が拡散の起点となることが多く、日本人Xユーザーの好奇心をくすぐりやすいようです。

   ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)が解説する「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」、今回は「海外の人から見た日本の文化・習慣」について掘り下げます。

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餃子定食は「中国人から見たら変」?

   まずは食文化に関する話題から。

   あるXユーザーが「中国人から見たらヤバすぎるメニュー」というコメントとともに餃子チェーン店のメニューの写真を投稿しました。写真には1枚のプレートにラーメン、チャーハン、肉まん、餃子が載っています。

炭水化物まみれの「中国人から見たらやばすぎるメニュー」に中国人が「日本人はなぜ炭水化物をこんなに求めるのか理解できない」と疑問を呈する - Togetter

   日本の中華料理店などではおなじみのラインナップですが、中国の人から見ると、日本人が「中華料理」としてチャーハンや麺類など炭水化物がメインのメニューを同時に食べる行為は、不思議に見えるようです。

   実際、この投稿に対して中国人Xユーザーから「日本人はなぜあんなに中華に炭水化物を求めるのか、中国人の私はいまだに理解できない」と困惑している様子がうかがえるコメントがつきました。また、中国人の同僚から「餃子定食って中国人から見たら変よ」と言われてしまったという日本人ユーザーの体験談も。

   ほかにも日本での中華料理が炭水化物中心になりがちな背景として「日本人は米が大好きだから、濃い味のおかずがあれば白米を欲してしまう」「炭水化物というよりはなんでも白米のおかずにする習性といってもいいかも」と考察する声や、本場中国の料理について「日本の餃子は中国の餃子とは別物らしい」「本場の餃子を食べたことあるけどあれは確かに主食」とその様相が日本のものとは異なる点に言及するコメントなど、実にさまざまな角度から反応が飛び交いました。

ドイツ人が「悪魔信仰」と勘違いした御札とは

   続いて、信仰にまつわる少しクスリとくるお話。

   ドイツ人留学生の知人が日本で暮らし始めた頃に、日本の家に貼られている"あるもの"を見て「ここの住民は悪魔信仰をしている!」と勘違いした、という話が反響を呼びました。

   ドイツ人を驚かせた"あるもの"とは、魔除けとして貼られることが多い「元三大師の御札」。元三大師とは平安時代の僧・良源のこと。疫病が流行った折に良源が鬼の姿となって疫病を退けたという逸話に由来して、御札には鬼の姿になった良源が描かれています。

   たしかに、2本の角が生えた異形の姿が描かれたお札は、海外の人からみたら邪悪な存在のように見えてしまうのも無理はないかもしれません。こちらの体験談に対して、「(元三大師の御札を飾ってあるのを見て)上海の友人から『あなたまた変なこと始めたねぇ』と言われた」という似たような体験をした人のコメントも出ていました。

ドイツ人の知人が日本で暮らし始めた頃、この御札が家の玄関に貼られてるのを見かけ、悪魔信仰をしている!と勘違いした - Togetter

   一方で「まあ無理もない...この御札を見て初見で尊い聖人を信仰していると思う人がいたらそっちのほうがおかしい」「私も始めてみたときに、『この人は悪魔信仰でもしてるのか?』と思った」とドイツ人の反応に理解を示す声も。

母国をゴジラに破壊されるのは名誉なこと?

   芸術作品に対する評価についても、海外からの視点を通じて日本ならではの独特の価値観が見えてくる例があります。

   2023年11月に日本で公開された映画『ゴジラ-1.0』は、12月にアメリカでも上映が開始され、米国内で公開された歴代邦画実写作品の興行収入のトップを塗り替えるほどのヒットを記録しています。

   そんな中、あるXユーザーが『ゴジラ-1.0』に対する海外の反応の中で「東宝のゴジラはアメリカのゴジラよりも母国を破壊してるのはなぜ?日本人がかわいそうすぎる」という主旨のコメントを見つけて面白かった、と投稿して注目されました。

海外で人気の『ゴジラ』、レビューを読んでみたら怖がられてた→日本の独特の文化が関係していた? - Togetter

   『ゴジラ-1.0』では映画の予告映像でもゴジラが戦後の日本の街を豪快に破壊する様子が映っていましたが、海外からの「かわいそう」という反応について、日本のXユーザーからは「むしろ日本人はゴジラに破壊されることを望んでいる」という視点の反応が相次ぎました。

   実際、2016年に『シン・ゴジラ』が公開された折も、映画の舞台となった川崎市について、映画関係者による「川崎を壊していいですか」という打診に対し、福田紀彦川崎市長が「めちゃくちゃやってください」と快諾したというエピソードが報じられたことがあります。また、公開当時のXでは、作中でゴジラにオフィスが破壊された企業のXアカウントによる歓喜のコメントが数多く投稿されました。

【シン・ゴジラ】川崎市長「川崎をめちゃくちゃにしてください」→実際に破壊され映画は大ヒット...フィクションの怪獣に破壊されるのは一種の祭りでもある - Togetter

   フィクションとはいえ「自分にゆかりのある場所が破壊されること」をエンターテイメントとして捉える感性は、海外の人からは奇妙に思われるかもしれませんね。

よく知っているからこそ拡散したくなる?

   Xで話題になる「海外から見た日本」についての事例を見ると、日本人のXユーザーにとって、ふだん当たり前に受け入れている自国の文化や習慣を冷静に見るきっかけになっているようです。また、よく知っているからこそ「そうそう日本ではこうなんだよ」「言われてみれば確かに不思議かも?」といったコメントとともに、思わず拡散したくなる人が多いのかもしれません。

   以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。

【まとめ一覧】

炭水化物まみれの「中国人から見たらやばすぎるメニュー」に中国人が「日本人はなぜ炭水化物をこんなに求めるのか理解できない」と疑問を呈する - Togetter

ドイツ人の知人が日本で暮らし始めた頃、この御札が家の玄関に貼られてるのを見かけ、悪魔信仰をしている!と勘違いした - Togetter

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