「中華料理に炭水化物をあんなに求める...理解できない」海外ユーザー困惑 Xの反応に見る日本人独特の感性

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母国をゴジラに破壊されるのは名誉なこと?

   芸術作品に対する評価についても、海外からの視点を通じて日本ならではの独特の価値観が見えてくる例があります。

   2023年11月に日本で公開された映画『ゴジラ-1.0』は、12月にアメリカでも上映が開始され、米国内で公開された歴代邦画実写作品の興行収入のトップを塗り替えるほどのヒットを記録しています。

   そんな中、あるXユーザーが『ゴジラ-1.0』に対する海外の反応の中で「東宝のゴジラはアメリカのゴジラよりも母国を破壊してるのはなぜ?日本人がかわいそうすぎる」という主旨のコメントを見つけて面白かった、と投稿して注目されました。

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   『ゴジラ-1.0』では映画の予告映像でもゴジラが戦後の日本の街を豪快に破壊する様子が映っていましたが、海外からの「かわいそう」という反応について、日本のXユーザーからは「むしろ日本人はゴジラに破壊されることを望んでいる」という視点の反応が相次ぎました。

   実際、2016年に『シン・ゴジラ』が公開された折も、映画の舞台となった川崎市について、映画関係者による「川崎を壊していいですか」という打診に対し、福田紀彦川崎市長が「めちゃくちゃやってください」と快諾したというエピソードが報じられたことがあります。また、公開当時のXでは、作中でゴジラにオフィスが破壊された企業のXアカウントによる歓喜のコメントが数多く投稿されました。

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   フィクションとはいえ「自分にゆかりのある場所が破壊されること」をエンターテイメントとして捉える感性は、海外の人からは奇妙に思われるかもしれませんね。

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