ドイツ人が「悪魔信仰」と勘違いした御札とは
続いて、信仰にまつわる少しクスリとくるお話。
ドイツ人留学生の知人が日本で暮らし始めた頃に、日本の家に貼られている"あるもの"を見て「ここの住民は悪魔信仰をしている!」と勘違いした、という話が反響を呼びました。
ドイツ人を驚かせた"あるもの"とは、魔除けとして貼られることが多い「元三大師の御札」。元三大師とは平安時代の僧・良源のこと。疫病が流行った折に良源が鬼の姿となって疫病を退けたという逸話に由来して、御札には鬼の姿になった良源が描かれています。
たしかに、2本の角が生えた異形の姿が描かれたお札は、海外の人からみたら邪悪な存在のように見えてしまうのも無理はないかもしれません。こちらの体験談に対して、「(元三大師の御札を飾ってあるのを見て)上海の友人から『あなたまた変なこと始めたねぇ』と言われた」という似たような体験をした人のコメントも出ていました。
ドイツ人の知人が日本で暮らし始めた頃、この御札が家の玄関に貼られてるのを見かけ、悪魔信仰をしている!と勘違いした - Togetter
一方で「まあ無理もない...この御札を見て初見で尊い聖人を信仰していると思う人がいたらそっちのほうがおかしい」「私も始めてみたときに、『この人は悪魔信仰でもしてるのか?』と思った」とドイツ人の反応に理解を示す声も。