阪神の左翼レギュラーは誰? 「もっと起用されても不思議でない」選手も...ノイジー脅かせるか

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   来季は球団史上初のリーグ連覇を狙う阪神で、レギュラー争いの最激戦区が左翼だ。

   ファイナルステージ、日本シリーズで活躍が光ったのが、ノイジーだ。日本シリーズでは第6戦で2回に山本由伸の156キロ直球を逆方向の右翼席へ。この試合は敗れたが、第7戦で0-0の白熱した投手戦が続く中、一撃で流れを変えた。4回1死一、二塁から、宮城大弥のチェンジアップを左翼席に運ぶ先制3ラン。この一打が決勝点となり、38年ぶりの日本一に大きく貢献した。

  • 阪神甲子園球場
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シーズンの成績は物足りなさが残ったノイジー

   短期決戦で殊勲打が目立ったノイジーだが、シーズンの成績は物足りなさが残った。来日1年目は133試合出場で打率.240、9本塁打、56打点。クリーンアップで期待されたが、日本のストライクゾーンに戸惑い、対応に時間が掛かっているように見えた。左翼の守備ではリーグトップの12補殺と貢献度が高かったが、打撃面は合格点を与えられない。

「NPBですぐに活躍できる助っ人が少なくなっている。ノイジーは日本シリーズのような打撃を見せればレギュラーとして計算が立つが、そうでなければ小野寺暖、ミエセス、前川右京らがレギュラー候補になるでしょう。特に小野寺は少ないチャンスをきっちり生かし、もっと起用されても不思議ではなかった。年下の森下翔太が右翼のスタメンで試合に出ていましたし、負けたくない気持ちは強いでしょう。来年は勝負の年になります」(スポーツ紙記者)

   育成出身の小野寺は、今季43試合出場して打率.347をマーク。代走や守備固めでの起用が多かったが、スタメンで起用された際は主力選手と遜色ない働きぶりを見せた。岡田彰布監督もその働きぶりは評価しているだろう。来年の左翼のレギュラーをつかむのはノイジーか、小野寺か。潜在能力が高いミエセス、前川の活躍も要注目だ。(中町顕吾)

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