「ありそうでない」ローソンストア100「茹でただけのパスタ」が話題 発売4年、根強いリピーターも...「隠れた名品」の誕生秘話

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   パスタを茹でただけ――。コンビニチェーン・ローソンストア100が販売する「ボイルパスタ」がSNSで大きな話題になり、「こういうの待ってた!」などと絶賛する声が上がっている。

   商品はどの程度売れているのか。ローソンストア100広報は2023年12月12日、「実はそんなに爆発的ヒット商品というわけでもないのですが 根強いリピーターの方がおり、年間で約10万食を販売しております。細く長くといった商品のため、隠れた名品といえるかもしれません」と、J-CASTニュースの取材に答えた。

  • ローソンストア100(写真:アフロ)
    ローソンストア100(写真:アフロ)
  • ローソンストア100の「ボイルパスタ」
    ローソンストア100の「ボイルパスタ」
  • ローソンストア100の「ボイルパスタ」
    ローソンストア100の「ボイルパスタ」
  • ローソンストア100(写真:アフロ)
  • ローソンストア100の「ボイルパスタ」
  • ローソンストア100の「ボイルパスタ」

「今回このような注目を浴びることとなり、正直驚きもあります」

   発端は、X(旧ツイッター)ユーザーによる12月10日の投稿だ。茹でただけのパスタがローソンストア100で販売されていたと写真付きで紹介し、5万9000いいねを集めるなど大きな話題になった。

   投稿に対し、SNSでは「ありそうでない」「こういうの待ってた!」「ひと手間がめんどくさいんよね 分かってるなぁ」などと商品を絶賛する声が上がった。

   どのような経緯で開発したのか。ローソンストア100広報は取材で次のように説明した。

「単身赴任で一人暮らし生活をしていた当時の開発担当者が即席麺など、すでに味が決まったものを日々食べ続けていたこともあり、飽きがでてきたころ 働いて帰ってきた自分でも調理の手間が省けて、おいしいパスタが食べたい!と思ったことがきっかけでした」

   ボイルパスタは19年2月に近畿・中部エリアで販売開始。23年12月時点では関東エリアのみで販売されている(税込価格248円)。麺重量400グラムほどのボリュームがあり、30~50代の男性が主な購入層だという。

「パスタの量の多さは、実は開発担当者が当時、自分で作ったパスタに自社製品の『特盛カレー300グラム』をかけて食べていたため(量をたくさん召し上がる方でした)このルーの量に見合った、パスタの量がほしい!みなさんにもお腹いっぱい食べて頂きたい!という思いで400グラムという麺重量になりました」

   多くの種類がある市販のパスタソースと組み合わせたり、サラダやツナなど自分好みの具材を載せることができることが商品の魅力だという。「なにより茹でるという手間が省けますので、あえるパスタソースなどと一緒に召し上がれば、すぐにパスタが食べられます」

   今回SNSで話題になったことに対し、広報は「発売から何年もたった既存商品ですが、今回このような注目を浴びることとなり、正直驚きもあります」とし、「実は定期的にSNSなどでは、おもしろい商品としてこっそり注目されていた商品でもありました」とコメントしている。

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