「Apple Watch」はどこまで進化するか 来年10周年で「Apple Watch X」に期待

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20代の男女の2割が、Apple Watchの利用者

   さて、MMD研究所の調査(2023年11月10日~11月15日)では、予備調査は18歳から69歳までの男女1万4471人が対象。そのうえで、本調査として予備調査から抽出したApple Watch所有者1007人に魅力や使い方などを詳しく聞いた。

   まず、1万4471人に「Apple Watchを知っているか」、また「所有しているか」を聞くと、「認知」は84.7%、「所有」は10.9%だった。性別年代別にみると、「所有している」と回答したのは20代男性(21.0%)が最も多く、次いで20代女性(20.7%)、30代男性(16.2%)、10代男性(15.0%)と続いた【図表1】。

   さらにApple Watchの購入を検討している人と所有者に、それぞれ購入する際に重視することを聞くと(複数回答可)、購入検討者は「健康に関するデータを計測できる」(40.4%)が最も多く、次いで「スマホの通知を確認できる」(39.8%)、「一回の充電で長時間利用できる」(38.9%)となった。

   一方、所有者は「スマホの通知を確認できる」(28.7%)が最も多く、次いで「健康に関するデータを計測できる」(23.1%)、「端末のサイズがちょうどよい」(20.3%)となった。外出先で、スマホなしでも同様の機能を活用できる利便性を重視したかたちだ【図表2】。

   このことは、所有者にApple Watchを着用する頻度を聞いた結果でも明らかだ。「ほぼ毎日着用している」(45.0%)が最も多く、「学校や職場など平日に着用している」(8.1%)、「時々、必要な時や気分に合わせて着用している」(7.0%)と続いた【図表3】。

   さらに、Apple Watch所有者に購入前に感じていた魅力と、購入の決め手になった魅力の違いを聞くと、興味深い結果が出た(複数回答可)。購入前は「スマホの通知を確認できる」(42.9%)が最も多かったのに、購入の決め手になった1位は、購入前では3位だった「健康に関するデータを計測できる」(36.1%)だったのだ【図表4】。これは、どういうことなのだろうか。

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