韓国の人気アイドルグループ「SEVENTEEN」(セブンティーン)のコンサートと合わせて売り出された特別デザインの交通系ICカードが異例の人気だ。事前抽選で1000枚を売り出すと発表したところ、アクセスが殺到してサイトがつながりにくくなり、抽選を中断。
その時点で上限の1000人の当選が決まっていたとして、そのまま抽選を終了した。X(旧ツイッター)では入手できなかったことを嘆く声も出ている。
LINEのトーク画面に表示される抽選クーポンをクリックして抽選
SEVENTEENは東京、埼玉、愛知、大阪、福岡の5都市をめぐるドームツアーを開催中で、12月16、17日に福岡PayPayドーム(福岡市中央区)で行われる公演で日程を締めくくる。各地でタイアップ企画が行われ、福岡関連の企画は12月5日に西日本鉄道(福岡市)が発表した。「SEVENTEEN 'FOLLOW'THE CITY NISHITETSU」と題して、オリジナル台紙やステッカー、ポストカードがついた西鉄バスの福岡市内1日フリー乗車券セットを売り出したり、ラッピングバスを走らせたりする内容だ。
応募が殺到したのは、メンバー13人の顔をあしらった「オリジナルnimoca」だ。1000枚限定で、事前に購入できる人を抽選で決めたうえで、コンサートが開催されている2日間、西鉄天神高速バスターミナルの臨時販売窓口で売る段取りだった。
特設サイトによると、抽選はLINEを活用する仕組み。「にしてつバス」公式LINEアカウントに「友だち」登録した上で、トーク画面にキーワードを入力。トーク画面に表示される抽選クーポンをクリックする仕組みだ。「抽選にご参加いただけるのは、1ユーザーあたり1回までです」という注意書きもあった。
通常のnimocaはデポジット(保証金)500円、利用可能額1500円の計2000円なのに対して、今回の特別デザインは「チャージ・デポジットなし」で2500円と若干強気な価格設定だったが、人気は高かったようだ。