FAのDeNA石田健大、なぜ去就決まらない? 「使い勝手いい投手」なのに...元巨人コーチが考える2つの可能性

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   プロ野球DeNAからフリーエージェント(FA)権を行使した石田健大投手(30)の去就に注目が集まっている。スポーツ紙などの報道によると、ヤクルトが獲得に乗り出しており、交渉を継続しているとみられるDeNA残留の可能性もあるという。ヤクルト、巨人、楽天、西武でコーチを歴任した橋上秀樹氏(57)はJ-CASTニュースの取材に、去就決定が長引いている理由として2つの可能性を指摘した。

   今オフ国内FA宣言をしたのはセ・パ両リーグ合わせて5人で、そのうち3選手の去就が決定している。残るは石田と西武・山川穂高内野手(32)の2人だが、山川はソフトバンク移籍が決定的とみられている。複数のメディア報道によると、ヤクルトは11月29日に石田と初交渉を行ったというがその後、石田サイドに目立った動きはみられない。

  • DeNAの本拠地・横浜スタジアム
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「色々なポジションで回せるのが1番のセールスポイント」

   石田はルーキーイヤーの15年以降、先発と中継ぎを経験し16年は25試合に先発して9勝をマークした。20年には中継ぎに配置転換され50試合に登板。22年からは再び先発に回り先発ローテーションの一角を担った。プロ9年目の今季、23試合に先発して4勝9敗、防御率は3.97だった。

   橋上氏は「石田投手は色々なポジションで回せるのが1番のセールスポイントだと思います」とし、石田の投手としての特徴を次のように説明した。

「使い勝手がいいピッチャーだと思います。先発としても中継ぎとしても経験があり、大きな故障などは聞かない。過去の成績を見ても先発として多くの貯金は望めないが、試合を消化する上ではベンチとして非常に助かるピッチャー。中継ぎで使えるということは連投がきくということなのでベンチとしては使い勝手がいい」
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