「阪神のブルペン陣がすごすぎた」
今季リーグ優勝を果たし、日本シリーズを制覇した阪神の投手力は両リーグトップクラスの質の高さを誇った。チーム防御率2.66はリーグトップで、424失点はリーグ最少だった。先発、中継ぎ陣ともに安定感がありチーム内での競争が激しかった。
高橋氏は「阪神のブルペン陣がすごすぎた」とし、来季の馬場の可能性に言及した。
「馬場投手は本来もう少し投げられたところが、あのブルペン陣だったのでそういう面で投げられなかっただけだったのではないかと思う。防御率も決して悪くはない。防御率2.45は、ブルペンで19試合投げてもう少し投げてもそれぐらいの成績は十分に出せたと思う。来シーズンはどこで起用されるか分からないが、ブルペンが厚ければ厚いほど今の野球は上に行ける。優勝のチャンスがある」
自身の現役時代の経験を踏まえ、馬場が加入したことが投手陣に刺激を与えるとし、相乗効果に期待した。「(巨人のピッチャー陣には)絶対負けられないという気持ちになってくれないと相乗効果が上がっていかないと思う。僕らの時もありました。すごい選手がジャイアンツに入ってくるということがあった。それを考えたら『うかうかしていられないぞ』という危機感もあるし、同世代の人が入ってくると刺激になる。良い競争になってレベルが上がってチームとなって良い形になって強いチームになっていくと思う」とした。