2023年12月22日、滋賀県立文化産業交流会館で開催予定だったアニメソングイベント「アニロカFES in滋賀」の中止が12月13日に発表され、インターネット上では残念がる声が相次いでいる。
「アニソンで地方から日本を元気に!!」のコンセプトのもと、作曲家・音楽プロデューサーの山田貴弘さんが発起人の1人となってスタートした「アニ×ロカ project」の第一弾イベント。公式X(旧ツイッター)ではイベント内容の告知のほか、会場近くのおすすめスポットを紹介するなど、開催に向けて意気込んでいた。
殺害予告に「ブログを開設し共犯者募集」も
公式サイトの発表によると、12月上旬、「アニロカ」を名指しして
「近隣の駅で学生を刺殺する。会場内にガソリンを撒いて放火する。周辺の来場者を皆殺しにする。特定のキャストを射殺する」
との主旨のメールが関係機関に届いたという。
「犯人はブログを開設し共犯者を募り煽って」いるそうで、
「所轄警察、会場、委員会で協議しました。詳細理由は差し控えますが、結論として万全な安全対策を施した開催運営が出来ない、との判断に至りました」
と明かした。
発起人の山田さんは
「こんな事態になってしまってごめんなさい。状況を収拾できずにごめんなさい。皆様の安全を確保しつつ、フェスを実行する手段が何度考えても出てきませんでした」
「最後の最後まで悩みました。このような脅しに屈するのは非常に情けなく、断腸の思いです。悔しくて、腹立たしくて」
と、悔しさと怒りをあらわにしつつ、
「全国、沖縄~北海道のチケットをご購入いただいていたファンの皆様、米原地域の皆様、出演者の皆様、運営スタッフを含む関係者、全ての方々の生命に代えられるものはありません。全て方々の安全を第一に考え決断しました」
と理解を求めた。
現在警察が捜査中とのことで、
「こういった犯行には本当に本当に憤っており、断固として容認出来ません。ですのでアニロカチームは諦めません。以後、必ず、対策を練り第一回アニロカFESを開催します。どうかその日まで待っていてくださると嬉しいです」
と呼びかけた。チケットは24年1月15日まで払い戻しを受け付けるという。