コムドット「売れ残り」東海オンエア「再販決定」 人気YouTuberの経済効果は「くじ」売り上げで明暗

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トラブルの深刻さの違いを専門家が指摘

   この2組のYouTuberは2023年、いずれもトラブルを起こして謝罪している。それでも「くじ」の売れ行きは差が付いているようだ。ITジャーナリストの井上トシユキ氏は、両者のトラブルについて、コムドットの方がより深刻なものだったことが影響しているのではないかと指摘する。

   コムドットは、動画撮影をするために入居するマンションで、住民に対する騒音トラブルを起こしていたと9月に東京スポーツが報じた。近隣住民は度重なる騒音はもちろん、酒の空き缶などのゴミについても約2年間にわたって悩まされてきたそうだ。「この一件は、多くのコムドットファンを興ざめさせる結果となりました。きちんとお金を落とす層を大きく減らす出来事だった可能性は否定できません」と井上氏。

   一方、東海オンエアは10月、メンバーのしばゆー(29)と、その妻でYouTuberのあやなん(30)の離婚騒動が世間をにぎわせた。ただ井上氏は、さほどダメージにはなっていないとみる。「争いが主に2人の間で起きていた」半面、第三者に迷惑をかけ続けてはいないというわけだ。

   井上氏は、両者のYouTubeの再生回数にも言及した。

「コムドットの10月以降の再生回数を見てみると、100万回越えは珍しくないものの、200万回に到達したものは12月13日までにありません。一方、東海オンエアは10月25日の休止宣言前に挙げられた動画のうち6本が200万回以上。YouTuberとしての面白さに大きな差があると言えるかもしれません」

   「コムドットくじ」と、バンダイスピリッツが提供する東海オンエアの「一番くじ」は別物で、全く同じ土俵で比較できないかもしれない。それでも、今のところは双方のセールスに明暗が分かれていると言えるだろう。

(J-CASTニュースBiz編集部 坂下朋永)

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