「崖っぷち」西川遥輝、ヤクルト移籍は「ラストチャンス」 問われる「生まれ変わる覚悟」

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   今回の移籍がラストチャンスになるだろう。楽天の戦力構想から外れた西川遥輝が、ヤクルトに入団することが決まった。

   日本ハム時代は球界を代表するリードオフマンとして活躍した。スピード感あふれるプレースタイルで4度の盗塁王を獲得。選球眼の良さにも定評があり、18年に96四球、20年に92四球はリーグトップの数字だった。広角に打ち分ける打撃技術に加え、四球も選べる。塁に出れば機動力で相手バッテリーに重圧を掛けられる。まさに理想のリードオフマンだったが、近年は輝きを完全に失っている。21年は打率.233、3本塁打、35打点。24盗塁で自身4度目のタイトルを獲得したが、11度の失敗で盗塁成功率68.6%と決して高い数字ではなかった。日本ハムを同年限りで退団し、楽天に移籍したが打撃で好不調の波が激しく1軍に定着できない。昨年は35試合出場で打率.181、1本塁打、4打点、2盗塁に終わり、2年の在籍期間でチームを去ることになった。

  • 西川遥輝のブログより
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「まだ31歳と老け込む年ではないが」...

「まだ31歳と老け込む年ではないが、崖っぷちを迎えている。西川は天才肌なので何でもこなしてしまうが、気の抜いたプレーがたまに見える時があった。そういう姿を見せると若手への示しがつかなくなるし、首脳陣は起用しづらくなる。野球に対して決して不真面目な選手ではなく誤解されている部分が多いですが、信頼を勝ち取るために生まれ変わる覚悟が必要だと思います」(スポーツ紙記者)

   ヤクルトで外野の定位置が保証されているわけではない。開幕1軍を勝ち取るためには、24年2月の春季キャンプからアピールしなければいけない立場だ。持っている能力は間違いなく高い。プライドをかなぐり捨て、輝きを取り戻せるか。(中町顕吾)

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