北陸以西の日本海側が平年よりも雪が少なく
ちなみに、今年の暖冬傾向は「エルニーニョ現象」とも関係があるらしい。
エルニーニョ現象とは、(南米沖から日付変更線付近にかけての)太平洋赤道海域における「海面水温」が、平年より高くなる状況が1年ほど続く現象のことだ。エルニーニョ現象が起これば、地球全体の大気の流れが変わるなどして、日本では冬の場合、暖冬になりやすいとされる。
気象庁は2023年12月11日、3か月予報にも関わる、海面水温の様子を伝える「エルニーニョ監視予報」を発表した。気象庁の担当者に話を聞くと、「今後、冬の間にエルニーニョが続く可能性は高く90%となっている」と説明。そのうえで、「北陸以西の日本海側が平年よりも雪が少なくなるのはほぼ間違いないとみている」と話した。