大谷翔平ドジャース移籍、韓国ファンも熱視線 デビュー戦はソウルか...地元メディア「近くで見る機会得られる」

   米大リーグのロサンゼルス・ドジャースへの移籍が決まった大谷翔平投手(29)に韓国プロ野球ファンが熱視線を送っている。複数の韓国メディアが2023年12月10日に大谷の特集記事を組み、大谷のドジャースデビュー戦が韓国・ソウルになる見込みだとし、国内野球ファンが盛り上がっていると報じた。

   大谷は12月10日(日本時間)にインスタグラムでロサンゼルス・エンジェルスからドジャースに移籍することを発表。複数の米メディアによると、契約総額はプロスポーツ史上最高となる10年総額7億ドル(約1014億円)になるという。

  • 大谷翔平選手(編集部撮影)
    大谷翔平選手(編集部撮影)
  • 大谷翔平選手(編集部撮影)

「ソウルは全世界の野球ファンから大きな関心を」

   大谷の去就に注目していた韓国メディアは一斉に大谷のドジャース入団を速報した。大谷は韓国でも絶大な人気を誇り、スポーツメディアをはじめ大手一般紙などの各メディアが大々的に特集記事を組んだ。

   地元主要メディア「中央日報」(WEB版)は「ドジャースと9000億ウォン契約の大谷、初出場の舞台は高尺ドーム...キム・ハソンと対決」とのタイトルで記事を公開した。

   記事は「歴代最高契約金を記録したスーパースター大谷翔平のドジャースデビュー戦は米国でも日本でもなく韓国に決まった」と書き出し、サンディエゴ・パドレスに所属するキム・ハソン内野手(28)とのスーパースター同士の対戦に期待が高まっているとした。

   ドジャースは来季公式戦開幕戦を24年3月20日に韓国ソウルでパドレスと予定している。中央日報によると、試合会場は国内唯一のドーム球場であるソウル高尺スカイドームが有力視されているという。

   朝鮮日報(WEB版)は、「大谷がドジャースに移籍したことによって来季の開幕戦が行われるソウルは全世界の野球ファンから大きな関心を受けることになった」と指摘し、インターネットに上がっている国内ファンの反応を紹介した。

   記事では「大谷がドジャースに移籍したことで国内ファンたちは大谷を近くで見る機会が得られるようになった」とし、SNSでは「ドジャースデビュー戦を韓国でやるなんて」「大谷が来るからもっと野球を見たい」などの声が寄せられているという。

   ドジャースとパドレスは韓国野球ファンには馴染みのある球団だという。ドジャースは韓国初の大リーガーのパク・チャンホ氏(50)が米国で初めて入団した球団で、過去にチェ・ソヒプ氏(44)、リュ・ヒョンジン投手(現ブルージェイズ、36)らが所属した。一方のパドレスにはキム・ハソンが所属しており、来季大リーグでのプレーを希望する「韓国のイチロー」ことイ・ジョンフ外野手(25)が入団する可能性があるという。

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