「阪神タイガース仕様」の「思想が強い」ローソンがあるとして、X(旧ツイッター)で話題になっている。通常の店舗では青と白を基調のローソンの店名のロゴ部分にはタイガースのイメージカラーである黒と黄色。窓ガラスにはタイガースのロゴもあしらわれている。
タイガースが38年ぶりに日本一に輝いた2023年シーズンは、後半頃から店舗への反響が広がり、岡田彰布監督にちなんだ「パインアメ」も好評だった。
岡田監督効果で「パインアメ」1日1000個売れる
投稿者によると、画像の店舗は甲子園球場近くにある「ローソン西宮甲子園九番町店」。ローソン広報部によると、この店舗はローソンがオフィシャルスポンサーを務める阪神タイガースとコラボした「タイガースローソン」で、甲子園球場の近隣に5店舗ある。オフィシャルグッズの販売をしているほか、「一部店舗では、店内に設置しているUFOキャッチャーにて阪神コラボグッズを展開」している。
コラボ店舗を作った理由については、「コラボ店舗を通じて、阪神甲子園球場へ来場されるタイガースファンをはじめとするお客様に楽しんでいただけるお店づくりを進めたいと考え作りました」とした。
優勝が決まる前の今シーズン後半頃から反響があったといい、「グッズなどをお買い求めになる方や甲子園球場に応援に行かれる方など、多くのお客様にご利用いただきました」。
岡田監督にちなんだ「パインアメ」も売れた。
「阪神甲子園球場近くのローソン『HA阪神甲子園西口店』では、監督がいつも試合中に食べているアメとして話題になった『パインアメ』を複数売場で大量陳列を行った結果、最終的に1日に1000個以上を販売する日も出ました」
「広島の赤いローソンの方が主張は強い」
画像撮影時、広島県から関西に来ていたという投稿者は、取材に「カープファンなので赤いローソンはおなじみだった」とも明かした。
「タイガースカラーのローソンは初めて見たので驚きました。ポスト内でも『いや広島の赤いローソンの方が主張は強い』と言及され、そうか他県の方から見れば広島のカープ愛の方が異質なのか...と腑に落ちました。旅行の醍醐味はこういう『文化の違い』に触れる事と思っていますので、なかなか良い経験が出来ました」
ローソン広報部によると、「赤いローソン」は、広島東洋カープの本拠地・マツダスタジアムの近くに2店舗ある。
「地域に密着した取り組みを推進していく中で、球場近くの店舗では広島東洋カープの特色を出したいと考え、2010年7月に『赤いローソン』が誕生しました。店内では、通常の商品の他、メガホンやユニホームなどカープの応援グッズを販売しています」
オフィシャルスポンサーとしては、阪神以外に北海道日本ハムファイターズ、オフィシャルスポンサー以外では、広島以外にもオリックス・バファローズとのコラボ店舗があるという。サッカーJリーグでも、ヴィッセル神戸、柏レイソル、カターレ富山、大分トリニータ、FC今治などとコラボしている。