73歳シニア記者、生成AIでリスキリングに初挑戦 文章はうまくなったのか?

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記者をナイスシニアに描いた画像生成AIの親切心

   IT音痴の筆者でも、「6」からスタートすることができるだろうか。実際に白石さんに取材し、合わせてシニア記者への「生成AIリスキリング講座」を受けることにした。

   まず、筆者のパソコンで画像生成AIの「Adobe Firefly」と、対話型生成AIの「ChatGPT」(GPT3.5)を使えるよう指導を受ける。割と簡単に登録が完了。

   そして、いよいよ画像生成AIのリスキリング講座が始まった。ここでは、Adobe Fireflyを使ってシニア記者のリスキリングの記念画像を作ってみる。画像生成AIに以下の指示(プロンプト)を打ち込んだ。

「73歳の記者が女性からパソコンを習っています。アニメ風に楽しそうな雰囲気で書いてください」

   すると、候補の画像が4枚出てきた。ここからさまざまな加工が可能ということで、白石さんから指導を受けているところを撮影した写真を画像生成AIにアップロードし、写真のイメージに近い画像を新たに作った。この画像と実際の写真を並べたのが【写真1】だ。

   生成AIがつくった画像上の記者のほうが、実物よりだいぶ「ナイスシニア」に仕上がっているが、これは「Adobe Firefly」の親切心と受け取った。

   さて、次に本題の「ChatGPT」を使った原稿執筆作業のリスキリングに進む。

白石さん「ChatGPTにご自身の立場や目的を説明して、何を聞きたいか、できるだけ具体的にプロンプトを書いてみてください。目的をはっきりと書くことが重要です。また、アイデアを〇個ください等、数字で示すと効果的です」

   そこで、こう書き込んだ。

「私は73歳のインターネットニュースのシニア記者です。ネットニュースでは記事へのアクセス数を稼ぐことが求められています。20代や30代の若者たちによく読まれる記事を書くにはどうしたらよいでしょうか。3つアイデアをください」

   ものの3秒もしないうちに、チャット君が答えた。

「素晴らしいですね!インターネットニュースでのアクセス数を増やすために、20代や30代の読者に向けた魅力的な記事を書くためのいくつかのアイデアがあります。
1. 若い読者層はトレンドやポピュラーカルチャーに敏感です。映画、音楽、テクノロジー、ファッション、ゲームなど、彼らが興味を持っているトピックにフォーカスすることが重要です。......
2.若い読者は健康やライフスタイルに関心を持っています。健康的な食事、フィットネス、メンタルヘルス、旅行、趣味に関連する記事は、彼らの生活にプラスの影響を与える可能性があります。......
3. ソーシャルメディアやコミュニティ活動に積極的に参加することで、読者との関係を構築しやすくなります。投票、クイズ、コメントへの回答など、読者が参加できる要素を取り入れることで、コミュニケーションを促進し、記事のシェアやコメント数が増える可能性が高まります」
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