牛丼の並盛りは10年ほど前、280円で食べられた。現在では、大手チェーンでは400円を超える。定食メニューも軒並み700~800円程度に値上がりしてしまった。
そんな現代でも、牛丼チェーンの朝食メニューには注目だ。最安だと税込み290円で注文できるメニューもある。J-CASTニュースBizでは大手3社の朝食メニューを比較し、各社に売れ筋を取材した。
松屋「玉子かけごはん」小鉢付き290円
まず、松屋。モーニングメニューでは、以下がある。なお、この後に記載するメニューの価格は全て税込みだ。
Wで選べる玉子かけごはん(ごはん・みそ汁・生卵か半熟卵・選べる小鉢):290円
得朝牛皿定食(ごはん・みそ汁・おしんこ・牛皿・サラダ・のり):380円
ソーセージエッグ定食(ごはん・みそ汁・おしんこ・目玉焼き、ソーセージ、選べる小鉢・のり):450円
※小鉢はミニ牛皿、納豆、国産とろろ、冷ややっこから選べる
松屋フーズによると、朝食メニューの売れ筋商品は、1位「ソーセージエッグ定食」、2位「Wで選べる玉子かけごはん」。3位「ソーセージエッグW定食」の順だ。「Wで選べる玉子かけごはん」の誕生の経緯について、「朝食メニューの玉子かけご飯のニーズが以前からあり、当社の特長でもある『選べる小鉢』と組み合わせて、松屋流の『玉子かけご飯』としてお客様にご提案することとしました」と回答した。
続いて、すき家。朝食メニューの一部が以下だ。
まぜのっけ朝食(ごはん並盛・みそ汁・オクラと半熟卵の小皿、鰹節):290円
たまかけ定食(ごはん並盛・みそ汁・たまご・のり・季節の小鉢):290円
納豆まぜのっけ朝食(ごはん並盛・みそ汁・納豆・オクラと半熟卵の小皿、鰹節):360円
納豆たまかけ朝食(ごはん並盛・みそ汁・納豆・たまご・のり・季節の小鉢):360円
「季節の小鉢」に、ひじき煮などが無料でついてくる。ごはんの量に応じて料金は変わる設定で、ちょうどいい量が選べる。サイドメニューに、まぐろたたき皿やからあげ、高菜、ソーセージ、カットりんごなどがある。
吉野家の売れ筋は「朝牛セット」
最後は、吉野家が提供している朝食メニューだ。
納豆定食(ごはん・みそ汁・納豆・生卵・のり):430円
ハムエッグ納豆定食(ごはん・みそ汁・納豆・ハムエッグ・サラダ):468円
納豆牛小鉢定食(ごはん・みそ汁・納豆・牛小鉢・サラダ):468円
朝牛セット(牛丼並盛、みそ汁、選べる小鉢):552円
得朝定食(ごはん・みそ汁・納豆・生卵・焼き魚・のり):630円
※朝牛セットの選べる小鉢は玉子、半熟玉子、ミニサラダ、納豆、お新香から1品
吉野家の広報に売れ筋商品を聞くと、「『朝牛セット』が一番人気のあるメニューです。続いて、『ハムエッグ牛小鉢』、『ハムエッグ納豆』の順に人気があります」との話だった。
ごはんのサイズ変更やおかわりは、無料。「『朝牛セット』、『一汁三菜定食』、『定番の朝定食』ともに、100~120円を追加するとみそ汁をとん汁、あさり汁、しじみ汁へ変更できる。「いずれの朝ごはんも、一食につきたんぱく質が20グラム以上摂取することができることが特徴」と説明した。