「ととのいました」でお馴染みのなぞかけ芸人・ねづっちさん。大ブレークから一転、一時は「あの人は今」扱いを受けていたが、なんと近年再び人気を集めつつあるという。
再ブレークを支えたのは、かつて「自虐」のネタにもしていた動画サイトだった。
再生回数700万回超えのショート動画多数! 休日は「月に1日か2日」
ねづっちさんは2023年11月28日放送の「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」(テレビ朝日系)に出演。現在Z世代からの若者から人気を集めている理由について明かした。
芸歴26年になるねづっちさんは、2010年頃にどんな言葉でも即興でなぞかけを披露するネタで大ブレーク。しかし、翌年には仕事が激減し、相方と組んでいたコンビ「Wコロン」を解散。
しかし現在では、10~20代の若者を中心に人気が再燃。とある高校で行われた営業では、大歓声を浴び、「頭の中に入っている単語数が(一般人とは)全然ちがう」などと尊敬を集めているようだ。
ねづっちさんのブレーク時を知らないZ世代にウケている理由は、ショートムービーアプリ「TikTok」や「YouTube」ショートで投稿がバズっているから。人気の投稿は700万回再生を超え、去年の8月の時点で3万人だった登録者は「1か月で一気に十何万人増えた」とも。休日は「月に1日か2日」と、多忙な日々を送っていると明かす。
バズった要因は、継続力!? 約10年毎日投稿
バズったのは運が良かっただけだと思う人もいるかもしれないが、実は運だけではない。ねづっちさんは2013年からYouTubeへの動画投稿を毎日行っており、「朝起きて、ニュースから1時間半から2時間ぐらいかけて1分ぐらいのネタを作って。それをうちの奥さんが撮ってくれて」とルーティーンを説明。
さらに、「今も続けているんですけど、単独ライブも月1回やってます」と積極的に芸を磨いていると話し、今の活躍にはこうした裏打ちされた努力があることが明かされる。ねづっちさんはなぞかけを続けることに対して、「辞めたらそこで終わっちゃいますからね。好きなことをやって生きているんだから、他はやりたくないじゃないですか。ずっと死ぬまでやりたいですよね」と、アツい言葉で生涯現役宣言をするのだった。
ねづっちさんとYouTubeといえば、かつてはなかなか人気が伸びず、厳しい戦いが続いていた。2016年のJ-CASTテレビウォッチの記事によれば、動画によっては400回程度しか再生されず。得られた収益がわずか「1800円」だったことを自虐のネタにしていた時期も。まさに「継続は力なり」の言葉通りの再ブレークとなった。