オンラインクレーンゲームでぬいぐるみを手に入れたら、額に穴が開いていた。新品交換も考えられるなか、持ち主が見せた愛に景品メーカーが修理へ動いた──。
X(旧ツイッター)で伝えられた体験談に、「優しくてユーモアあって素敵」「いい会社すぎて泣ける」と感動が広がっている。持ち主とメーカーの双方に思いを聞いた。
「もし私がこの子を返品したら、この子は捨てられるのかな?」
話題になっているのは、Xユーザー・うさぎーにょ(@runrunhappy7777)さんの2023年11月14~24日にわたる投稿だ。人気キャラクターシリーズ「ちいかわ」ファンで、「ハチワレ」のぬいぐるみをオンラインクレーンゲームで獲得したが「おでこに穴が空いた状態で届いた」のが発端だ。
破損を見つけた際、不良品のように感じたとJ-CASTニュースの取材に振り返る。そこでメーカーに問い合わせ、いざ交換可能と伝えられると、「心のどこかでモヤモヤしました」。このような心境の変化が訪れたという。
「もし私がこの子を返品したら、この子は捨てられるのかな?傷のあるハチワレちゃんのぬいぐるみを見た時 よく分からないけど涙がでました。
もう一度家族と話し合い、ご縁があってこの子も家に来たのだから、このまま受け入れようという決断に至りました。傷跡を隠すために絆創膏を貼ってみたら、結構似合っていて愛着が湧き始めました。気のせいかもしれませんが、ハチワレちゃんも嬉しそうに見えました」
当初の投稿でも、写真を添えて「このままお迎えすることにした」と伝えていた。メーカーからは、不備を詫びるとともに「心お優しいご家族の元へお迎え頂けてハチワレも喜んでいると思います」などと連絡されたといい、話は終わったように思われた。
ところが同日中に修理の提案が寄せられ、うさぎーにょさんは驚いた。