欠品して別のソーセージを調達
現場責任者の説明によると、イベント開幕当初は、ガーリック、チョリソ、ハーブなど見た目も違う5種類のソーセージをセットで販売していた。しかし、ビールと合うソーセージの売れ行きがよく、3日目の11月25日ごろには、セットが欠品になってしまった。
そこで、あらびきなど違う種類のソーセージを5種類調達したが、これらは、見た目がほぼ同じだった。分かりづらくて誤解を与えてはいけないと、5種類とした日本語のほか、中国語、韓国語の部分にテープを貼ったが、英語については、貼るのを忘れていたという。さらに、アルバイトに5種類を入れるように指示したが、見た目が同じだけあって、同じ種類を入れる間違えがあったかもしれないという。50~60食を販売したが、いくつかは、1種類5本だった可能性があると認めた。
「ウソをついて売りたかったわけではありません。同じ種類ばかりだったとすれば、僕の管理不足です」
客からの苦情としては、買った人が一度、「これって?」と言ってソーセージを持ってきたことがあった。そのときに、英語の部分にテープが貼っていないことに気づき、買った人がそのまま食べるとしたため、半額の500円を返金した。
写真投稿がX上であった翌日の11月28日には、東京クリスマスマーケット実行委員会事務局と話し合い、今回のことで注意された。30日からは、ソーセージ盛り合わせの販売を中止し、店頭のイラストも撤去した。
「せっかく楽しみにイベントに来ていただいたのに、申し訳ありません。こんなことは初めてで、これからは気を付けたいと思っています」
なお、現場責任者は、大阪で食料品販売を手がけており、イベントでは調理の仕事をしているという。
東京クリスマスマーケット実行委事務局は12月1日、「写真が投稿されていましたので、改善するように伝えており、メニューは変えられています。お店に任せており、それ以上の取材はお答えできません」と担当者が取材に話した。公式サイトなどでの説明をする予定はないという。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)