教育評論家の尾木ママこと尾木直樹さんが2023年11月30日までに、日本大学アメリカンフットボール部をめぐり、違法薬物所持で部員から逮捕者が出るなか廃部の方針が示された旨が報じられたことを受け、「余りに身勝手!」などと大学側をブログで糾弾した。
「心ある真面目な学生を無視しているやり方」
薬物事件に揺れる日大アメフト部は、各社報道によるとこれまで3人の部員が逮捕されており、廃部が決定される見通しで、アメフト部員は廃部撤回を求める180人分の署名を大学側に提出しているという。
日大は11月29日、事件への対応として役員3人の処遇を公式サイトで発表。林真理子理事長を6ヶ月の減棒50%とし、沢田康広副学長は12月31日付けで、酒井健夫学長は24年3月31日付けで辞任すると決定した。
発表同日に尾木さんは、「日大アメフト部廃部は余りにも大学の勝手??」と題したブログエントリーで、「日大アメフト部が廃部になり、監督から『廃部メール』が一斉配信されて、寮の玄関はくさりでロックされたといいます」と報道に言及。
18年に大きな批判を浴びた同部の「悪質タックル問題」にも触れつつ、「ただ、今回の件も大学側の体たらくと内紛を棚に上げての『廃部』は余りにも心ある真面目な学生を無視しているやり方ではないでしょうか?」と訴えた。
尾木さんは、「乱暴に過ぎます」「こんな大学の姿勢だからこそいつまでも問題が噴出するのではないでしょうか?」と大学側を批判している。