AKB48初の外国人メンバー、卒業発表 出身地メディア「台湾でイベント開いて」「8年間お疲れ様」の声伝える

   AKB48で初の外国人メンバーとして知られる馬嘉伶(ま・ちゃりん)さん(26)が2023年11月30日、グループから卒業することを発表した。卒業は24年2月中を予定している。

   卒業発表は出身地の台湾でも複数のメディアが報じ、中にはファンの「祝福の声」を伝えるものもあった。台湾でのイベントを期待する声もあったようだ。

  • 2018年に初めて「選抜」入りが決まったときの馬嘉伶さん
    2018年に初めて「選抜」入りが決まったときの馬嘉伶さん
  • 2018年に初めて「選抜」入りが決まったときの馬嘉伶さん

2018年には「選抜」入りも

   馬さんは15年8月に「AKB48台湾オーディション」に合格。台湾でのレッスンなどを経て16年2月に来日し、「台湾留学生」として東京・秋葉原のAKB48劇場での公演などで活動してきた。18年発売の「ジャーバージャ」では、27人いた「選抜メンバー」のひとりに選ばれた。

   卒業は、この日行われた劇場公演で発表。終演後にAKB48のウェブサイトに掲載された談話では、卒業後について

「今後はAKB48で学ばせていただいたことを生かして、女優・モデル・デザイナーなど、いろんなジャンルで活躍できるようなタレントになれるように取り組んでいきたいと思います」

と説明している。馬さんのX(旧ツイッター)では、

「今日、一つの目標を達成しました『卒業発表する時に"笑顔"で発表すること』」
「8年間活動し、自分が一番輝いてると思うこのタイミングでグループから飛び立つことを決めました」

などと感慨をつづった。卒業後は「真楪伶」に改名して活動を続けるという。

「台湾にも熱烈なファンが多い」

   自由時報は、馬さんが「唯一の台湾人メンバー」だとして、ウェブサイトの発表や馬さんの書き込みの内容を紹介した。ニュースサイト「三立新聞網」は、「初の外国人メンバーでもあり、台湾にも熱烈なファンが多い」と報じた。

   中国時報は、「卒業発表を聞いたファンからは祝福の声が寄せられた」として、次のような声を伝えている。

「お疲れ様でした、日本に来てくれてありがとう、8年間お疲れ様でした」
「長年の努力に感謝します」
「異国の地でも8年間よく頑張ってくれました」
「とても残念。台湾で卒業イベントを開いてくれませんか」

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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