大谷翔平の経済効果は東京スカイツリー、ドーム球場建設費を上回る とうとう500億円超えた

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「国家事業」にも匹敵

   500億円という金額がどのくらいの規模なのか、各種比較してみた。

   まず映画の総興行収入。「フーテンの寅さん」でおなじみ、故・渥美清主演の「男はつらいよ」の1969年の初公開から2022年までの国内総興行収入が、515.1億円だった。

   次に建設費用と比べてみよう。デイリー新潮の2020年4月20日付記事に、興味深い数字が載っていた。まずプロ野球、オリックス・バファローズの本拠地である京セラドーム大阪の建設費が、498億円だという。同球場は1997年に完成した。また、地上高634メートルの東京スカイツリー(2012年完成)の建設費は約400億円としている。これは単純比較で、大谷選手の経済効果より100億円ほど少ない計算になる。

   国の事業でも、約500億円のレベルのものがある。少し前だが2013(平成25)年度予算で、国土交通省道路局が推進する「道路の老朽化対策」の費用が531億円、厚生労働省健康局の推進する水道施設の耐震化・老朽化対策等の推進が456億円だった。

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