韓国MVPの193cm元大リーガー、日米韓で争奪戦? 山本由伸去るオリックスが関心か...地元メディア去就注目

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   韓国プロ野球(KBO)リーグの今季MVPエリック・フェッド投手(NCダイノス、30)の去就に注目が集まっている。複数の韓国メディアが2023年11月28日、フェッドの獲得をめぐり「日米韓」の争奪戦になると予想し、日本のオリックスに移籍する可能性があるとした。日本でも日刊スポーツが同日、オリックスがフェッドの獲得調査をしていると報じた。

   フェッドは193センチの長身右腕だ。大リーグのワシントン・ナショナルズで通算6年間プレーし102試合に登板して21勝33敗。23年に韓国NCダイノスに移籍し、20勝6敗、防御率2.00をマークした。最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の3冠に輝きリーグMVPを受賞した。

  • 大リーグ時代のフェッド投手(写真:AP/アフロ)
    大リーグ時代のフェッド投手(写真:AP/アフロ)
  • 大リーグ時代のフェッド投手(写真:AP/アフロ)

「日本プロ野球になる可能性が高い」報道も

   地元メディアによると、フェッドの来季はNCダイノス残留、大リーグへの復帰、日本球界移籍の3つの選択肢があるという。

   ニューシス(WEB版)は、オリックスが山本由伸投手の穴を埋めるためフェッドに注目しており、大リーグの複数球団もフェッドに興味を示しているとした。一方で「NCダイノスが大リーグ球団や日本の球団を出し抜いてフェッドと再契約を結ぶことは現実的に厳しい」との見解を示した。

   スポーツメディア「スポーツ春秋」(WEB版)は、27日に行われたMVP授賞式でのフェッドのコメントを紹介した上でNCダイノス残留の可能性を否定的に伝えた。

   フェッドは授賞式の席で「私にとって昌原が第2の故郷だ」と語ったという。NCダイノスの本拠地である昌原への愛着を口にした。

   スポーツ春秋は「愛情は愛情、ビジネスはビジネス」とし、「フェッドの来季の舞台はKBOリーグと昌原ではなく日本プロ野球になる可能性が高い。すでにシーズン中も日本の各球団のスカウトがフェッドを集中的に観察し獲得を準備してきた。特に来季の先発補強が急務のオリックスが積極的に求愛の手を差し伸べている」と伝えた。

   OSEN(WEB版)は、「フェッド争奪戦が金銭的な争いになれば、メジャーリーグの球団もオリックスに勝つのは難しいかもしれない」と指摘し、「2017から2022年の6年間、ワシントンでメジャーリーガーとして生活をしたフェッドのメジャーリーグ復帰の熱望が大きければ仕方ないが、金銭的には日本行きの可能性は十分にある」とした。

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