国民民主党の玉木雄一郎代表は2023年11月28日の定例会見で、河野太郎デジタル相が答弁中にスマートフォンを見て注意されたことについて改めて言及した。
玉木氏がX(旧ツイッター)で「別にいいんじゃないの」などと書き込んだところ、自民党の小泉進次郎衆院議員からスマホ解禁について「積極的にやるべきだ」という連絡を受けたといい、有志でスマホ解禁を含めた「もう一歩踏み込んだルール」を議論したいとした。
「なんで規制してるのかな?というのは率直なところ」
河野氏が注意を受けたのは27日の参院予算委員会。参院では、22年度から委員会審議でのタブレット端末やノートパソコンの使用が解禁されたが、スマホは未解禁だ。玉木氏は河野氏が注意されたことを報じる記事を引用しながら、Xに
「なんでスマホで事実確認することを禁止してるんだろう。別にいいんじゃないの。これをきっかけに、よく話し合ってルール変えたらいいと思う。DX、DX言ってるんだから」
と書き込んでいた。記者会見でも、改めて
「紙で調べるのもタブレットで調べるのもスマホで調べるのも同じなので、それに対してなんで規制してるのかな?というのは率直なところ」
「事実関係は調べて、より正確な答弁をすればいいと思うので、そこを禁止する理由は私は全く分からない」
などと話した。
「紙で見ても何しようが態度が悪い人はいるので、それとちょっと分けて」
小泉氏から「私も積極的にやるべきだ(と思う)」という連絡があったという。国会のルールを決める議院運営委員会の議論を「再度活性化する意味」で、有志で集まって「もう一歩踏み込んだルール」を議論したいとした。「使用を解禁する方向でルールの見直しをすべき」とも話した。
玉木氏によると、スマホ解禁に否定的な声のひとつが「河野さんの態度が悪かった」。玉木氏は次のように話し、態度の問題とは切り分けて議論すべきだとした。
「紙で見ても何しようが態度が悪い人はいるので、それとちょっと分けて、デジタル機器の利用については一定のルールを、今回をきっかけに作ればいい。態度が良いか悪いかは本人の問題」
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)