クリスマスプレゼントの定番と言えば、おもちゃやゲームが思いつくだろう。だが、令和の子どもたちはどうやら様子が違うらしい。
インターネットサービスプロバイダーのニフティが小中学生1262人を調査したところ、「今年一番欲しいクリスマスプレゼント」(図1)の1位は「推しグッズ」、2位が「自分の携帯電話(スマートフォン)」、3位が「まだ決まっていない」という結果になった。子どもたちの間にも「推し活」が存在感を示しているようだ。
CD購入、ライブ参加、グッズを飾る
この調査結果は、ニフティが2023年11月22日に発表した「子どものホンネ 調査レポート」によるもの。調査対象は、小中学生向けのポータルサイト「ニフティキッズ」を訪問する小中学生1262人で、男子6%、選択無し12%、女子82%となっている。
前述の通り、「今年一番欲しいクリスマスプレゼント」の回答で1位は「推しグッズ」だった。小学生の「推し活」について、ニフティを取材した。いま、小中学生が「推し活」しているのは、動画サイトなどで活躍している「歌い手」やYouTuber、男性アイドル・アイドルグループ、マンガ・アニメのキャラクターが多いのだという。
具体的なアイドルとして、目黒蓮さん(Snow Man)、道枝駿佑さん(なにわ男子)、永瀬廉さん(King&Prince)の名が挙げられた。
また、小中学生の「推し活」の方法としては、「CDやアルバム、DVDを買う」、「ライブに参加する」といったお金のかかるもの以外にも、アクセサリーや文具などのグッズを飾る、メディア出演のチェックがあるそうだ。
小中学生のクリスマスプレゼントに「推しグッズ」が入ってきたのは、いつごろか、ニフティに質問すると、2021年から2022年頃からだという。