国歌斉唱でヤジ、エースにレーザー光線 「説明する価値もない非礼」中国サポの愚行に韓国メディア激怒

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   韓国メディアがサッカー中国代表サポーターの「非礼」に激怒した。2026年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア2次予選が23年11月21日、各地で行われC組の韓国が中国を3-0で勝利しグループ首位を堅守した。

   敵地に乗り込んだ韓国は前半11分にエースのFWソン・フンミン(31)がPKを決め先制。前半45分にはコーナーキックを頭で合わせて連続ゴールを決めた。前半を2-0で折り返し、後半42分にDFチョン・スンヒョン(29)がダメ押しのゴールを決め快勝。ソンは2得点1アシストと全得点に絡む活躍を見せた。

  • ゴールを決め歓喜のソン選手(写真:ロイター/アフロ)
    ゴールを決め歓喜のソン選手(写真:ロイター/アフロ)
  • ゴールを決め歓喜のソン選手(写真:ロイター/アフロ)

「懸念が現実のものになった」

   複数の韓国メディアが問題視したのは、試合前の国歌斉唱の場面と試合中にスタンドから韓国選手に向けられたレーザー光線だ。

   韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)は「懸念が現実のものになった」とし、中国サポーターの非礼に言及した。

   記事によると、試合前の国歌斉唱の時に中国サポーターがブーイングを飛ばし、ヤジが飛び交ったという。前半11分に得たPKでは、ソンがペナルティエリア内に入りボールの前に立つと、スタンドから顔面などにレーザー光線が向けられ、若き司令塔MFイ・ガンイン(22)もレーザー光線の標的になったという。

   これら中国サポーターの行為に同メディアは「説明する価値もないほどの非礼だった」と怒りをにじませた。

   国内メディア「OSEN」(WEB版)は「この日、スタジアムでは様々な物議を醸す出来事が起きた」とし、スタンド内で起こった中国サポーターの愚行に言及した。

   同メディアによると中国人とみられる男性が、ソンが所属するトッテナムのユニフォームを着て韓国応援席で韓国を応援していた。その男性に中国サポーターが罵声を浴びせ、男性もこれに応戦したためスタンドに緊張が走り、韓国サポーターはこのやりとりを黙って見ているほかなかったという。

   中国サポーターのヤジは韓国代表に留まらず、試合後ピッチを引き上げる自国代表を強烈にヤジり、中国に不利な判定をしたとして審判団にもヤジを飛ばしたという。韓国に完敗した中国は1勝1敗でC組3位となった。

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