「本人が言ってないものを調べて書くな」 高学歴芸人「ロザン」、羽生結弦への取材に怒り

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   「高学歴芸人」として知られるお笑いコンビ「ロザン」の菅広文さんと宇治原史規さんが2023年11月21日に公開したYouTube動画で、離婚を発表した五輪2大会連続金メダリストでプロフィギュアスケーターの羽生結弦さんが訴えていたマスコミの過熱した取材・報道に怒りをあらわにした。

   具体的には、事件性がある話題以外は「本人が言ってないものを調べて書くなって話」などと主張した。

  • YouTubeチャンネル「ロザンの楽屋」より
    YouTubeチャンネル「ロザンの楽屋」より
  • 羽生結弦さん。過度な取材が問題になった
    羽生結弦さん。過度な取材が問題になった
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  • 羽生結弦さん。過度な取材が問題になった

「僕はもうね、怒りですけどね。僕は正直、感情としては怒りです」

   羽生さんは8月4日午後11時11分に直筆署名入りの文書で結婚を発表。約3か月後の離婚発表になった。発表では、結婚に際し双方の親族や関係者に対する誹謗中傷やストーカー行為、許可のない取材や報道がなされていると説明していた。

   ロザンの2人は、「【羽生結弦さん】離婚について」と題した動画を公開。その中で菅さんは、羽生さんの離婚発表について「誹謗中傷があったりとか、マスメディアのかなり過度な取材があったりとかして。お相手の方が家から出れなかったみたいな状態が続いたんかな」と切り出した。

   宇治原さんも「そうですね、発表されてることで言うとやっぱり取材が過度。ご家族も含め、付きまとわれると」と頷いた。

   「結構僕、最近中では『ええ?』ってすごい心を痛めたというか。なんでこんなことなんの? っていうニュースやったのよ」とする菅さんに、宇治原さんは「僕はもうね、怒りですけどね。僕は正直、感情としては怒りです」とした。

   菅さんは、羽生さんが離婚の背景のひとつとして挙げていたマスコミの執拗な取材については「想像するしかない」としつつ「かなりやと思うのよね。誹謗中傷とかも、我々が考えるレベルではないような気がしていて」と語った。

   菅さんが「本人が発表したもの以外は、調べないことが僕が一番いいファンであるということを(思っている)」とすると、宇治原さんは頷きつつ「僕は正直、ファンでない人間もたくさん関わってると思うんです。今回の件はね。単純な興味本位とか。僕はやっぱりそのメディア、報道する側に対して(の怒り)って言うのが一番でかい」とした。

   宇治原さんはメディアによる過度な取材は自身にも覚えがあるとし、「何の事件性もない、報道するに何の意味もないものを、本人が発表している以外のものを出すというのは絶対やるべきじゃない」とし、「今回本当に自分のことのように怒ってます」と主張した。

記者会見求める声は「多少の損害は与えろよって言ってる」

   菅さんは「ファンやったら特に、どういうお相手なんやと思ってしまうのは仕方がないんじゃないか」とファン心理についても推測。「思うのはええ。すごく応援してた人がどんな人と結婚したんやろ? って思うやん。気持ちとか俺むっちゃわかんねん」と理解を示すも「(気になるとしても)調べるか? って、俺は調べへんねんな。具体的な行動やんか、それって分けなあかんことない?」とした。

   宇治原さんは羽生さんの結婚報道をめぐって「みんな『あんだけ隠すからみんなガーってなんねん』って」「会見して、発表しといたらよかった」などとする指摘が上がっていることに触れた。

   こうした指摘について「わからへんねんな、(ファンの)欲求を満たしてあげないといけないから、多少の損害は与えろよって言ってるんですよ。めちゃくちゃですよ。僕は正直、そういう方向の意見を言ってる人とは全く相容れないです」と主張した。

   宇治原さんは「何か事件性があんねやったら、取材して調べて報道したらいい。それが何にもないもの、結婚でも出産でも、病気でもなんでもいいですよ。本人が言ってないものを調べて書くなって話。それだけなんですよ」と険しい表情を浮かべた。

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