「手の動きや身振りに特徴がある鹿児島の応援ダンスをマネ」
では、FC今治が否定した直接的な挑発行為とは、中指を立てていたとX上で投稿があったことを指すのだろうか。
この点について、クラブの広報担当者は11月21日、J-CASTニュースの取材に対し、そのことだと認め、「選手らに複数回のヒアリングを行ったところ、中指は立てていないとのことでした」と説明した。
挑発行為と捉えられてもおかしくない振る舞いについては、こう述べた。
「選手らは、バックスタンドの席にいて、試合中には、手の動きや身振りに特徴がある鹿児島の応援ダンスをマネしていたと聞いています。今治の選手がいいプレーをしたり、得点を挙げたりしたときにこの動作をしたようです。本人たちは、挑発的な意図はなく、目立ちたいからやったと説明していました。しかし、挑発的な態度と取られてしまっても仕方がない行為だったと考えています」
試合後には、鹿児島の監督がサポーターにあいさつする場面があり、地元テレビ局のクルーが監督を撮影し始めると、選手らは、カメラに映ろうと席を移動した。そして、ここでも目立とうとして、おちゃらけた応援ダンスをしていたという。
こうした挑発とも捉えかねない行為をした理由には、今治が逆転してうれしかったことがあるのではないかとした。鹿児島側にこうした行為を招いた原因があるかについては、「確認できていません」としている。
選手らに対し、厳重注意処分に留めた理由については、中学生であることを考慮したことや、挑発的な意図はなかったと聞いていることを挙げた。
なお、最近では、J1リーグの京都サンガF.C.の現役選手が9月、相手ベンチに向かって中指を立てたとして、Jリーグから1試合の出場停止処分を受けたほか、クラブも厳重注意と1週間のチーム合同練習への参加禁止の処分をしている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)
11月19日のホーム試合に関するお詫び
— FC今治 (@FCimabari) November 20, 2023
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