大争奪戦の山崎福也投手、移籍先はどこに...? 元楽天ヘッドが挙げる「3球団」

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   プロ野球オリックス山崎福也投手(31)の去就に注目が集まっている。フリーエージェント(FA)権を行使した山崎の移籍先としてソフトバンク、ヤクルト、DeNA、巨人、日本ハムが候補に挙がっている。セ・パ入り混じっての大争奪戦の様相を見せるなか、オリックス残留を含め山崎の決断は...。楽天の元ヘッドコーチで巨人、ヤクルトなどでコーチを務めた橋上秀樹氏(57)はJ-CASTニュースの取材に対して、移籍先の候補は3球団に絞られるとしたうえで「条件で選ぶならソフトバンク」との見解を示した。

   スポーツ紙の報道によると、山崎獲得に向けてセ・パ5球団が動いており、それぞれが4年の大型契約を用意しているという。条件的にはソフトバンクが最も良い数字を提示したとみられ、他の球団の今後の動向に注目が集まる。

  • オリックスの本拠地・京セラドーム
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「どの球団に行っても間違いなく先発ローテーションで回れる」

   橋上氏は大争奪戦となった理由のひとつに山崎の今季年俸が6000万円(金額は推定)で金銭、人的補償を必要としないCランクの選手であることを挙げた。獲得へのハードルが下がったことで複数の球団が名乗りを上げたとし、次のように山崎を評価した。

「どの球団に行っても間違いなく先発ローテーションで回れるはずだし、獲得したい球団はそれを期待している。どのチームも左の先発ピッチャーで1年間ケガもなくローテーションを守ってくれるピッチャーは貴重。それほど大きな貯金をしなくてもローテーションピッチャーの4番手以降はローテーションを崩さずイニング、試合数を消化してくれたらありがたい」

   さらに「Cランクですので条件的には抑えられると思いますが、新聞報道によるとソフトバンクが抜けた条件を出している。報道が正しいか分かりませんが、明らかに他の球団と違う感じがします。オリックスの残留の目はないと思います」とし、移籍候補に言及した。

「条件で選ぶならソフトバンク。在京球団などの条件を考えるならばヤクルトかDeNA」

「条件で選ぶならソフトバンク。在京球団などの条件を考えるならばヤクルトかDeNAだと思います。巨人は動き出しが少し遅かったように感じます。FA戦略の優先順位として山崎選手は2番手、3番手の順番だったかもしれません。ヤクルトやDeNAはFA解禁ですぐに名乗りを上げ、ピンポイントで獲得に向けて調査をしていたと感じる。移籍先はソフトバンク、ヤクルト、DeNAの3球団に絞られそうですが、最後は圧倒的に条件の違うソフトバンクになる気がします」

   現役時代ヤクルト、日本ハム、阪神でプレーし、現役引退後は楽天、巨人、西武、ヤクルトのコーチを歴任し、長い間プロ野球界に身を置いてきた橋上氏は自身の経験を踏まえて持論を展開した。

   橋上氏は「プロ野球選手は限られた期間の中でプレーをします。『年俸イコール選手の評価』ということは昔から言われている」とし、「実際に自分が複数の球団から条件を提示され比較できる立場に立った時、冷静に金額の違いは重く感じると思います。提示された条件にそれほど大きな開きがなければ、憧れていた球団などを優先するかもしれませんが、明らかに億単位の年俸の違いがあると現実的に条件が良い方を選択することもあると思います」とした。

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