新入社員、歓迎会をまさかの全員欠席...課長ブチギレ 会社の飲み会なぜ揉める?「奢られマナー」巡り議論も

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   忘年会や新年会の計画が出てくる季節。久々にリアルの飲み会を開こうという話が出ている職場もあるのではないでしょうか。ところが飲み会について、X(Twitter)では「好きではない」と表明する声が多く見られます。これらの投稿からは、職場での親交の深め方やコミュニケーションの取り方について考えさせられるものがあります。

   ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)が解説する「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」、今回は「会社の飲み会」について掘り下げます。

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若手社員は「上司との飲み会、ありがたいと思ってない」

   あるXユーザーが投稿した、若手への苦言がきっかけで、上司との飲み会を嫌う理由が見えてくる反応が集まったことがあります。

   その投稿は「老害意見かもしれないけど」と前置きしつつ「若い方は飲み会で年上の方におごってもらったら翌日の朝一番で対面でお礼言いに行ったほうがいいと思います」というもの。さらに「挨拶はしたほうがコミュニケーションが円滑にいくかも、と思って呟きました」と述べています。

「老害意見かもしれないけど若い方は飲み会で年上におごってもらったら翌日お礼を言いに行った方がいい、最近の20代は何も言わない」様々な年代からの見解 - Togetter

   この話は上司におごってもらった翌朝に再度挨拶に行くべきかという議論が起点でしたが、根底には飲み会を嫌う気持ちがあるようです。「(若手は)飲み会をありがたいと思っていない」「若い人は(飲み会に)行ってあげてるという感覚が強いので」という声や、「上司が後輩に『昨日は飲みに付き合ってくれてありがとうね』という発想がなぜ出ないのか不思議」など、上司の態度に疑問を呈する声もあがっていました。

   また「なぜそこまで飲み会を憎むのかわからない」というXユーザーの投稿をきっかけに「飲み会が嫌いな理由」を述べた投稿が集まったことがありました。

Xでは「飲み会に親を殺された人」がいっぱい可視化されてるけどなぜそこまで飲み会を憎むのかよくわからない - Togetter

   発端になった投稿への反論として「行きたくもないのに数時間拘束されるのが嫌」「懇親目的ならランチでもいいのでは」という意見のほか、飲み会について擁護する人たちに「逆になぜ『呑まなきゃあかんの?』(という問い)には答えられんのよね。素面じゃダメな理由が全く出てこない」という手厳しい指摘も。さらに「飲まない人にとっては飲む人に合わせた会費を徴収されるのは嫌だろうし、酒の匂いや飲み会の雰囲気が嫌とかもあるんじゃないの?」と、飲み会を嫌う人の心情を汲みとった投稿もありました。

昔の飲み会では上司も部下もWin-Win、好かれていたのは「空気が読める上司」

   かつては上司も部下も喜んで飲み会に参加していた時代があったようです。あるXユーザーは父親から聞いた話として、「(かつては)『上司の誘い』とか『会社の飲み会』っつーのは『上司(会社)のおごり』が前提だったんだよ、だからみんな楽しく呑めてた」と投稿。これには「わかる」と同意する声があがりました。

昭和の飲み会では若手でも楽しく飲めた理由と徐々に世知辛くなってくるまで...「飲み会はwin-winだった」 - Togetter

   さらに複数のXユーザーから当時の雰囲気についての言及もありました。それらの投稿によると昭和の終わりから平成ひと桁あたりの頃は「上役は金出して気持ちいい酒が飲めてヒラはタダで飯が食えてWin-Winだった」「空気が読める上司は幹事や会計する人に多めに渡しておいて早めに帰る。そうすると若手たちは会社や上司の愚痴大会を始められる」というものだったとのこと。

   しかし中には「上司や先輩の方が給料が良いし、おごることで仕事のことや言いたいことも言えて、仲は良かった。現在は会費制とか割り勘。行かなくて正解」と現代の世知辛さを感じさせる意見もありました。時代の流れによって、上司が飲み会の費用を出すという行為への考え方も変わってきたのかもしれません。

新入社員が全員、歓迎会を欠席と表明 行動に賛否

   とあるXユーザーによる「新入社員が全員、歓迎会の欠席を希望して課長が激怒した」という内容の投稿が拡散されたことがありました。

   投稿された時期は新型コロナウイルス感染症の流行のため、世間的には飲み会を自粛する風潮がありました。そうした事情もあるとはいえ、新入社員全員が歓迎会を拒否するという事態について、Xユーザーの間で意見が飛び交いました。

新入社員が歓迎会を全員欠席したことで上司が激怒→「いいぞもっとやれ」「やっぱり潤滑剤として必要」など様々な意見が - Togetter

   投稿を見たXユーザーからは「飲み会は仕事と切り離して楽しんで、仕事は仕事で評価されるべきです」「コミュニケーションなんか会社内でとればいい」「会社のつきあいほど気を遣うものはない」と、飲み会の欠席を好意的に受け止める声が集まっていました。

   そのいっぽう「僕が新入社員で入った時は嬉々として飲み会行ったし、すごく楽しかったのにな...」「飲み会で距離が近くなって、相談しやすくなったりは事実ある」と、飲み会を肯定する声も。また、自分たちの歓迎会を断ったという行動を疑問視する人もあり「大事なのは嫌なことだけ言うんじゃなくて、こうして欲しいって明言することかも」と、飲み会を断る側のコミュニケーションについて指摘していました。

   このようにXには「飲み会が嫌い」という人たちの声とその理由が集まっています。お酒の席での交流を重視してきた人にとって、にわかに理解しがたいかもしれません。しかし、上司と部下がスムーズにコミュニケーションを深めるという目的であれば、飲み会にこだわらなくてもよいという主張にも一理ありそうです。よい落とし所が見つけられるといいですね。

   以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。

【まとめ一覧】

「老害意見かもしれないけど若い方は飲み会で年上におごってもらったら翌日お礼を言いに行った方がいい、最近の20代は何も言わない」様々な年代からの見解 - Togetter

Xでは「飲み会に親を殺された人」がいっぱい可視化されてるけどなぜそこまで飲み会を憎むのかよくわからない - Togetter

昭和の飲み会では若手でも楽しく飲めた理由と徐々に世知辛くなってくるまで...「飲み会はwin-winだった」 - Togetter

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