斉藤国交相「国会での質疑よりよっぽど鋭い」 中学生との「鉄道談義」白熱、外資規制も議題に

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「ちどり」のサボを手に芸備線の思い出を熱弁

   最後に出た質問が「好きな路線」に関するもの。斉藤氏が広島県と岡山県を走る芸備線を挙げると、選手は「あ~!」と大盛り上がりだった。芸備線の一部区間でも存廃をめぐる議論が起きており、JR西日本が全国で初めて前出の「再構築協議会」の設置を要請した区間だからだ。斉藤氏は島根県出身で、中学校と高校は広島市内の学校に通っていた。帰省する際に利用したのが芸備線だ。「ちどり」の文字が入った古びたサボ(列車行先札)をデスクから持参して、路線の思い出を熱心に説明していた。

「その時走っていた『ちどり』という準急だったんです。これはお金(運賃以外の追加料金が)かかるので、高校生の時は乗れなくて、私は各駅停車。これは昔、広島と松江を結ぶ...。あの頃は高速道路がありませんから、陰陽、山陰と山陽を結ぶのは鉄道。芸備線から入って、備後落合というところで木次(きすき)線に入って、木次線で宍道っていうところまで行くんだけど、途中には出雲坂根あたりにスイッチバックがあって...。そういう唯一の陰陽連絡準急、これに乗るのが私は夢だったんですね」

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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