中日・立浪監督が「一番ほしい」選手とは? 獲得すれば補強方針の中島宏之は「代打メイン」...元巨人コーチ指摘

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   プロ野球中日が前巨人の中島宏之内野手(41)、前ソフトバンク上林誠知外野手(28)ら野手4人を獲得する方針を固めたようだ。複数のスポーツ紙が2023年11月16日に報じた。就任3年目の来季に向けて戦力補強に動き出した立浪和義監督(54)。巨人、ヤクルト、楽天などでコーチを歴任した橋上秀樹氏(57)はJ-CASTニュースの取材に「覚悟を決めての補強」との見解を示した。

   中日は昨季攻撃力の低さを露呈。チーム打率.234、390得点、71本塁打はいずれもリーグワーストで戦力補強が急務だった。攻撃力強化に向けて中日が獲得に乗り出すのは、中島、上林、前阪神の山本泰寛内野手(30)と板山祐太郎外野手(30)。板山は育成契約になる見通しだという。

  • 中日・立浪監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    中日・立浪監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • 中日・立浪監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

「来シーズン何とか形を残したいという意地が感じられる」

   スポーツ紙の報道によるとい、この4選手の他に巨人を自由契約になった中田翔内野手(34)の獲得を目指しており、さらなる補強が続くとみられる。

   橋上氏は「立浪監督は覚悟を決めての補強だと思います。来シーズン何とか形を残したいという意地が感じられる」と率直に語った。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)13年大会に戦略コーチとして出場した橋上氏は、同大会の打撃コーチだった立浪監督とは旧知の仲だという。

   今回の補強は球団主導ではなく「現場の意向が反映されたもの」と推測した。

「球団は中長期的なものを考えなくてはならないので、その場しのぎの補強は率先してやりたがらない。球団主導ならば、バランスよく中長期的に戦える戦力を視野に入れながらの補強になる。今回報道に出ているような補強が実現するのならば、明らかに現場の意向が反映していると思います。球団が現場の声を受けてOKを出し、来シーズンは好きなようにやりなさいと。でも結果が出なかったら来年で終わりだという裏返しだと思います」

   今後、中田を獲得できるかどうかでチーム戦略が変わってくると指摘した。フリーエージェント(FA)権を保有していた中田はFA宣言申請期限となる14日までに申請せず、15日に複数年契約を合意解除し自由契約となった。

   橋上氏は「立浪監督は中田選手が一番ほしいと思っているでしょう」とし、「中田選手が入団すると、中島選手のファースト起用が難しくなり代打がメインになると思います。代打として考えると、勝負強さや打点を稼ぐことを期待させる。中田選手が入団しない場合、ファーストで中島選手とビシエド選手の併用は十分にあると思います。中日の現在のメンバーを見る限り、中島選手が割って入る余地は十分にある」との見解を示した。

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