「菅vs枝野」以来なしの党首討論、今後どうする? 委員会置いておく意味ないvs廃止もったいない

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首相が野党追及の場にも

   泉氏は番組の中で、代表質問に党首討論の話題を盛り込んだことに言及した上で、改めて

「むしろ『そういう党首討論をやるべきだ』という話をするべきで、党首討論を廃止したらいい、というのはだめですね」

と話した。

   党首討論は1999年11月に小渕政権でスタート。12年11月14日の党首討論では、野田佳彦首相(当時)が自民党の安倍晋三総裁(同)に対して解散を明言するなど、重要な意思決定の場面になることもあったが、最近は形骸化が指摘されていた。18年には、与野党双方から「歴史的な使命は終わった」といった声も出ていた。

   最後に党首討論が行われたのは21年6月9日。当時の政策課題のひとつがコロナ禍で延期されていた東京五輪・パラリンピックだった。菅義偉首相(当時)は立憲民主党の枝野幸男代表(当時)の質問に直接答えなかったり、聞かれもしない1964年の東京五輪の思い出を延々と語ったりするなど、必ずしも議論がかみ合う場面は多くなかった。一方で、首相が野党の側に質問できるのも党首討論の特徴で、ワクチン接種が遅れた理由や、私権制限のあり方などについて、菅氏が野党に対して攻撃を試みる場面もあった。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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