料理研究家でYouTuberのリュウジさんが2023年11月14日、東京ビッグサイトで11~12日に開催されたアートイベント「デザインフェスタ」で販売されたマフィンを食べた人が体調不良になったとする騒動について、私見をX(ツイッター)につづった。
「無添加だから安全、オーガニックだから安全は幻想です」
問題となったのは、焼き菓子店「Honey×Honey xoxo」(東京都目黒区)がデザインフェスタのフードエリアで販売したマフィンだ。
購入した客らからマフィンの味などに違和感を覚えたなどとする投稿が相次ぎ、13日に店舗が公式Xおよびインスタグラムで「マフィン達が納豆みたいな匂いがするというご報告をいただきました。もし、納豆のような匂いがしたら食べずにすぐにLINEでご連絡をお願い致します」と報告していた。
同店舗のインスタグラムアカウントのプロフィール欄には、「全て防腐剤、添加物不使用で市販の焼き菓子の半分以下のお砂糖の量で作っており、離乳食完了期のお子様より安心してお召し上がりいただけます」と綴られていた。
厚生労働省は16日まで公式ホームページ上で、リコール対象事案として情報を公開。約3000個が回収対象で、健康被害の危険性の程度は最も高い「CLASS Ⅰ」に分類された。
リュウジさんは14日、騒動に触れ「食品添加物は『積極的に使え』とは言わないけど衛生的観点から『適切に使ったほうが下手な無添加食品より安全』という認識は広がった方が良いと思う」と投稿した。
その上で、「無添加だから安全、オーガニックだから安全は幻想です」と世間のイメージについてつづった。
リュウジさんの投稿には、共感の声が相次いでいる。
「適正量なら人体に影響はないとされるものを拒絶して、結果として人体に有害となるものを発生されていては、元も子もないですね」
「同感です 『身体に良い』神話が一人歩きしている様に感じます、無添加は傷みやすく、気付かず食したら、それこそ身体に悪い、身体に良いはずが本末転倒になりかねない」
「今回のマフィン炎上でその認識が広まったと思います 無添加で作ったものはかなり慎重に扱わないと雑菌が繁殖して危険なんですね 砂糖やバターが防腐剤の役割をしていたことも今回初めて知りました」
「当たり前だけど無農薬や無添加だから安全性が担保されているわけではないし、そもそも自然界には菌や毒がいっぱいという認識は必要ですね」