山川穂高は「一流選手の思考してる」「来季はHR40本打てる」 元西武コーチが太鼓判、獲得は「一球団に絞られた」

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   国内フリーエージェント(FA)権を行使した西武・山川穂高内野手(31)の去就が注目されている。日本野球機構(NPB)は2023年11月15日、FA権を行使したFA宣言選手を公示し、16日から全ての球団との交渉が可能となる。西武の元コーチで山川を指導した経験を持つ橋上秀樹氏(57)はJ-CASTの取材に、「移籍先がソフトバンク一本に絞られた」との見解を示した。

   山川は今季不祥事の影響で5月11日のロッテ戦以降出場がなく17試合の出場に留まったが、故障者特例措置に伴い国内FA権を取得。スポーツ紙の報道によると、西武は宣言残留を認める方針で、交渉では単年契約と大幅減俸を提示したとみられる。山川は熟考の末、FA申請期限最終日に権利行使を決めた。

  • 山川穂高選手(写真:CTK Photo/アフロ)
    山川穂高選手(写真:CTK Photo/アフロ)
  • 山川穂高選手(写真:CTK Photo/アフロ)

「来季はホームラン40本をクリアできる」

   移籍候補にソフトバンクと中日が挙がる中、ソフトバンクが山川獲得に向けて意欲を見せている。メディア報道によると、三笠杉彦ゼネラルマネジャー(GM)が15日に山川獲得に動く構えを見せたという。

   このような状況の中、橋上氏は「報道では候補としてソフトバンクと中日が挙がっていましたが、おそらく中日はシフトチェンジをして中田(翔)選手に行くと思います。山川選手を獲得する意思があるチームは他にないと思いますので、ソフトバンク一本になると思います」との見解を示した。

   今季は5月11日以降1軍での出場はなく、シーズン後の10月に行われた「みやざき・フェニックスリーグ」に出場し若手と共に汗を流した。橋上氏は今季のブランクは問題ないとし、ソフトバンクに移籍した場合「4番に入ると思います」と指摘し次のように続けた。

「今年のソフトバンクの戦力を考えると柳田(悠岐)選手と中村(晃)選手が山川選手の両脇を固める形になると思います。完全に主力。中心バッターとして考えていると思います。柳田選手は年齢的な衰えが見え始めてきた。外国人選手をどれだけ補強するかにもよりますが、どちらにせよ打線の柱として期待しているでしょう」

   さらに「山川選手が加入すれば攻撃力はかなりの上積みが期待できる」とし、西武で指導した経験を元に持論を展開した。

「来季はホームラン40本をクリアできると思っています。来シーズンはより頑張らなくてはいけないという気持ちもあり、モチベーションはかなり高いと思います。期待に対して気持ちが空回りするタイプではないのでキャリアハイとは言いませんが、それに近い数字が出る可能性はある。プラス思考で一流選手の思考をしている。山川選手の補強がソフトバンクの優勝に直結する可能性が高いと思います」

   FA戦線は16日から本格的に動き出す。

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