「特定のものを貶める目的でなかった」とヒルトン釈明
もっとも、「欧米ではよくある広告手法なのだろう」「アメリカならシャレでウケる」などと、文化の違いを指摘する声もあった。
投稿した動画について、ヒルトンの広報担当者は11月15日、J-CASTニュースの取材に対し、次のように説明した。
「特定のものを貶める目的でなく、ヒルトンとして、心温まるホスピタリティをアピールするための広告動画でした。結果的に、旅館に対してネガティブなイメージを与えたように取られ、不適切な表現だと指摘を受けました。お客様に不快な思いをさせてしまい、お詫び申し上げたいと思います」
アメリカで22年に始めたグローバルマーケティングキャンペーンの一環といい、今回の動画は、ブランドムービー5種類のうちの1つだとした。
「日本と中国で展開しており、アメリカ国内のキャンペーンと似たテイストになってしまったことは否めません。広告代理店が入っていますが、動画を配信したのは私どもの責任です」
ネット上で騒ぎになって、15日までに動画を配信停止にしたことも明らかにした。ヒルトンの公式サイトなどで説明や謝罪をするかについては、まだ決まっていないとしている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)