「ねじまき鳥クロニクル」成河の女子蔑視発言、ホリプロが取材で認める 「再発防止に努めていく」

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   作家・村上春樹さん原作の舞台「ねじまき鳥クロニクル」のトークイベントで不適切な発言があった件について、舞台を主催するホリプロは2023年11月15日、主人公・岡田トオルを演じる俳優・成河(そんは)さんが女性蔑視のような性的表現を含む発言をしたことは事実だと、J-CASTニュースの取材に明かした。

   この問題をめぐっては、成河さんが11月14日、「酷く間違った不適切な表現をしてしまいました。作品をお楽しみ頂いたあとで、全てを台無しにするような表現でした」とブログで謝罪している。

  • 舞台「ねじまき鳥クロニクル」公式サイトより
    舞台「ねじまき鳥クロニクル」公式サイトより
  • 成河さんのブログより
    成河さんのブログより
  • 舞台「ねじまき鳥クロニクル」公式サイトより
  • 成河さんのブログより

「軽率で低俗な自分の言葉づかいを、心の底から恥じ、反省をしています」

   舞台は、俳優・渡辺大知さんと成河さんが主人公の2人1役を演じ、門脇麦さんが女子高生・笠原メイを演じる。2020年に初演したが、新型コロナウイルスの影響で公演期間を短縮。23年11月7日から再演された。

   問題となったのは、14日の公演後に行われたトークイベントでの発言だ。成河さんの不適切な性的発言に、観客とみられるユーザーが「絶対それ言っちゃダメだろって思ってた」「すべて台無しになりました」「あれは女性の身体に対する侮辱だった」などと非難する声が相次いだ。X(旧ツイッター)では、具体的な発言内容も拡散した。

   舞台公式Xアカウントは同日、「本日終演後に開催いたしましたトークイベントにおいて、一部不適切な表現を含む発言がございましたことに対し、主催者として深くお詫び申しあげます」と謝罪。

   成河さんも同日、「繊細な作品を扱っていながらの、軽率で低俗な自分の言葉づかいを、心の底から恥じ、反省をしています」とブログで謝罪。発言内容について「言いたいこと、名前をつけたい事柄については別にありました。それを敢えてあのような稚拙な表現で伝えようとしたのは、まさに自分自身の甘さであり考えの足りなさそのものの現れであったと、いま、思い至っています」と振り返った。

   SNSで拡散した性的な発言があったのは事実か。取材に対し、ホリプロは15日、「ご指摘のような表現を含んだ発言をされたことは事実です」と明かし、改めて謝罪。「私どもとしましては関係者の意識を高め再発防止に努めてまいります」と方針を示した。成河さんの所属事務所は期日までに回答はなかった。

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