米メディア「CBS」(WEB版)が2023年11月14日(日本時間)、大リーグの24年新人王を予想し、今オフにポスティングシステムを利用して大リーグ移籍を目指すオリックス山本由伸投手(25)を候補に挙げた。
同メディアはア・リーグからジャクソン・ホリデイ内野手(オリオールズ傘下、19)、エバン・カーター外野手(レンジャーズ、21)、ワイアット・ラングフォード外野手(レンジャーズ傘下、21)、ナ・リーグからはポール・スキーンズ投手(パイレーツ傘下、21)、ピート・クロウ=アームストロング外野手(カブス傘下、21)、ノエルビ・マルテ内野手(レッズ傘下、22)を候補に挙げた。
ワイルドカードとして山本と来季大リーグ移籍を目指す韓国出身のイ・ジョンフ外野手(25)を選出した。
「山本を『ルーキー』と表現するのは侮辱に近い感じがするが...」
同メディアは、3年連続で投手4冠、沢村賞を獲得した山本の日本での実績を最大級に称賛し、24年新人王の「最有力候補」とした。山本は今季23試合に先発し16勝6敗、防御率1.21を記録。クオリティスタート(6回以上、自責点3内)達成率は9割を超えた。
寸評では「大リーグに初めて参戦するからといって山本を『ルーキー』と表現するのは侮辱に近い感じがするが、受賞資格がある限りこの種の分析に彼を含める義務があると感じている」とし、次のように評価した。
「日本プロ野球で7シーズン、防御率1.82のキャリアを持つ山本は、純粋な投手としてはMLBでトップである。スタミナとコマンド、若さと実績のコンビネーションは他の追随を許さない。山本はMLBのボールと仕事量に適応する必要があるだろうが、日本人投手が問題なく飛躍した前例が十分にある。その中にはもちろん千賀滉大(メッツ)も含まれている。そのため、この冬にどのリーグに入団しても新人王の最有力候補になるはずだ」
同じくワイルドカードで選出したイについては、「一流のコンタクト・スキルを持つスピードのある中堅手」と評し、「もしイがスムーズに移籍すれば、その豊富なスキルによって新人王の候補に挙がるかもしれないとした。イは韓国プロリーグのキウム・ヒーローズに所属し21年、22年と2年連続で首位打者のタイトルを獲得した。