埼玉・所沢にある「西武園ゆうえんち」は2023年11月14日、躯体の一部不具合で休止していたアトラクション「大観覧車」を営業終了し、撤去すると公式サイトで発表した。
「再開に向け議論、協議を尽くしてきましたが」
西武園ゆうえんちは1950年に開園し、2021年には開業70周年事業としてリニューアルオープンした。当初発表されたキービジュアルでは、1960年代をテーマに日本の町並みを再現した園内の様子や大観覧車の姿が描かれている。
大観覧車は地上62メートルの高さを1周あたり約20分かけて楽しめるアトラクションだ。公式サイトでは同園のシンボルとして、「観覧車から眺める昭和の街並み。地平線に沈む夕陽はまさに絶景!」とも紹介されていた。
しかし22年5月、「大観覧車からの異音を認め、緊急点検をしたところ、躯体の一部に不具合が生じていることを確認いたしました」と休止発表がされた。
「構造上、ただちに安全への影響が及ぶものではありませんが、必要な点検や修繕を行うため、当面の間、大観覧車の営業を休止いたします。営業再開時期は未定です」
営業終了は下記のように伝えられた。
「西武園ゆうえんちは、2022年5月11日(水)より、躯体の一部不具合により大観覧車の営業を休止し、営業再開に向け議論、協議を尽くしてきましたが、この度大観覧車の営業を終了し撤去することと決定いたしました」
関係の行政機関にも報告しているという。
発表を受けてXでは、「小さい時に父と乗った観覧車が......」「遊園地のシンボル的存在がなくなるのは寂しいなぁ」「子供の頃よく乗ったなー懐かしい 長いことお疲れさまでした」といった声が広がっている。