岩手県にある「たきざわ自然情報センター」に、女性のソロキャンプの有無を聞き出そうとする不審電話があったとする注意喚起文が、X(旧ツイッター)で話題となっている。
市は2023年11月14日時点で実害はないといい、「心配であれば管理者のいるキャンプ場をご利用いただくことが最善策」とコメントした。
管理者のいるキャンプ場をご利用いただくことが最善策
注意喚起文を配布しているのは、隣接する相の沢キャンプ場の受付などを行っている「たきざわ自然情報センター」(岩手県滝沢市)。投稿者によると、キャンプの受付をする際に渡しているものだったという。
注意喚起文では「令和5年10月31日、たきざわ自然情報センターに女性のソロキャンプの有無を聞き出そうとする不審電話がございました」として、利用者に「『人の目』のある場所にテントを張る」「防犯ブザーなど『見せる』対策を心がける」といった対策を呼びかけている。
たきざわ自然情報センターを運営する滝沢市は14日、J-CASTニュースの取材に対し「(キャンプ場の)受付をお願いしている滝沢市山岳協会の方が電話に出られました。何が目的なのかよくわかりませんが、ソロキャンプのことや女性の利用者のことを聞き出そうとしていたということです。全国的にも女性のソロキャンパーへの嫌がらせなどが話題になっているので、対策として警察に相談しました」と経緯を説明した。
市は、警察が近隣キャンプに同様の事案がなかったか確認したといい、相談時点ではほかに不審電話や不審者の情報はないと言われたとした。その後14日までに、相の沢キャンプ場で不審者が出るなどの実害はないという。
市は注意喚起文にある以外の対策について、次のようにコメントした。
「相の沢キャンプ場は無料でお使いいただいているということもあり、夜は特に管理者がいるわけではありません。心配であれば管理者のいるキャンプ場をご利用いただくことが最善策かと思います」