東京ビッグサイトで2023年11月11~12日に開催されたアートイベント「デザインフェスタ」で販売されていたマフィンを食べた人が体調不良になったとして、14日、運営が公式サイトで謝罪文を発表した。
出展者は13日にSNSで謝罪。14日に保健所に報告し、指導を受けたとして、返金対応すると発表している。
今回の出展者も「手続を全て履践しておりました」
問題となったのは「Honey×Honey xoxo」(東京都目黒区)のマフィン。13日に公式X(旧ツイッター)とインスタグラムで「マフィン達が納豆みたいな匂いがするというご報告をいただきました。もし、納豆のような匂いがしたら食べずにすぐにLINEでご連絡をお願い致します」と投稿。14日には営業を停止することと、保健所へ報告したこと、返金対応することをSNSで発表している。
デザインフェスタは14日、公式サイトで「この度,一部報道もされております通り,2023年11月11,12日に開催されましたデザインフェスタvol.58において,フードエリア出展者の販売した飲食物を召し上がられた方から,体調不良が発生する事態となりました。お騒がせして,大変に申し訳ございません」と謝罪した。
また、イベントのフードエリアへの出展条件や手続きについても説明した。
「・開催両日出店可能であること
・食品衛生責任者の資格を取得されていること
・生物賠償責任保険(食中毒や異物混入などで賠償が補償されるPL保険)に加入されていること
・日本語でのやり取りが可能なスタッフのいること
・提出物の期限をお守りいただけること」
事前審査で出展が決定した際には、
「・生産物賠償責任保険の加入証書
・食品衛生責任者の資格を証明できるもの
・営業許可書
・(開催期間中,フードエリアでの)営業届及び廃業届
・試飲試食届
・商品に含まれるアレルギー表記に関する情報等」
の提供を受けており、営業届は管轄保健所に提出しているという。
その上で「今回の出展者についても上記の手続を全て履践しておりましたが,このような事態となりましたことから,フードエリアへの出展者様に対しては,商品の衛生管理に万全を期すよう,これまで以上に注意喚起をしていきたいと考えております」とコメントしている。
J-CASTニュースは14日、デザインフェスタ運営に取材を申し込んだが、「公式サイトでの発表以上のことは申し上げられません」とした。