「3つの選考基準」繰り返したNHK
これまでも、日韓関係が紅白の人選に影響するとの指摘はたびたび出てきた。11年はKARA、少女時代、東方神起が出場したが、12年は3組とも出場せず「韓流枠」がゼロになった。この年は、李明博(イ・ミョンバク)大統領(当時)が8月10日に島根県の竹島(韓国名・独島)上陸を強行した上、8月14日には教育関連行事のあいさつの中で、天皇陛下による謝罪を要求し、日韓関係が冷え込んだ。
18年には、人気男性グループ「防弾少年団」(BTS)について「出場内定」したという報道もあったが、結局落選。原爆がデザインされたTシャツをメンバーが着ている写真が同年10月から拡散され、批判が相次いだことが影響したとの見方も出た。
12年も18年も、NHKは「3つの選考基準」を繰り返し、日韓関係の影響について言及を避けていた。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)
「第74回NHK紅白歌合戦」
— NHK紅白歌合戦 (@nhk_kouhaku) November 13, 2023
出場歌手が決定✨
紅組22組、白組22組
初出場は、紅組5組、白組8組ですhttps://t.co/GickRBi2q6#NHK紅白 pic.twitter.com/zUMcWJmL4w