新庄ハム退団「台湾4割打者」は「韓国も興味示さない」 厳しい現地報道「過大評価された」「期待応えられず」

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   韓国メディア「OSEN」(WEB版)が2023年11月14日、日本ハムを退団した台湾出身の王柏融(ワン・ボーロン)外野手(30)の特集記事を組み、今後に関して韓国プロ野球リーグ(KBO)進出は難しいとの見解を示した。

   王は15年に行われた台湾プロ野球リーグのドラフト会議でLamigoモンキーズから1巡目で指名され入団した。2年目の16年に打率.414をマークし首位打者のタイトルを獲得。17年にも打率.407を記録し「天才打者」と称された。

  • 日本ハムを退団した王選手(写真:AP/アフロ)
    日本ハムを退団した王選手(写真:AP/アフロ)
  • 日本ハムを退団した王選手(写真:AP/アフロ)

「王は期待に全く応えられなかった」

   18年オフに日本ハムと3年総額4億円(金額は推定)プラス出来高で契約を結んで入団。移籍1年目の19年は88試合に出場し打率.255、3本塁打、35打点を記録したが、22年オフに育成契約となった。今季は7月に支配下に復帰するも出場は20試合に留まり、打率.238、1本塁打、5打点で、日本ハムは13日に退団を発表した。

   王は13日にインスタグラムを更新し、「この数年間、私は故郷を離れ、たくさんの事を学び、言葉では表せないほどの貴重な経験をさせていただきました。まずは北海道日本ハムファイターズに深く感謝を申し上げます。球団の細やかな配慮とサポートのおかげで、練習や試合に集中できました」と感謝し、今後に関しては「最終的に、私は日本に離れ、次なるキャリアの機会を求めることを決断しました」(原文ママ)とした。

   OSENは、「『日本を去る』台湾の天才4割打者、5年通算打率.235で大失敗...韓国行きも難しい」とのタイトルで記事を公開した。

   同メディアは、王は台湾野球初のポスティングで日本ハムと3年4億円規模の契約を結んだが期待に全く応えられなかったと指摘。台湾での極端な成績は過大評価された部分があり、日本ハムで5年間270試合に出場し打率2割3分5厘(719打数169安打)、15本塁打、97打点、59四球、190三振、出塁率.302、長打率.353、OPS(出塁率+長打率).655にとどまったと説明した。

   今季は育成から支配下に復帰したが、今季の成績では日本の他球団の移籍も難しく韓国プロチームも興味を示さないとした。このような背景から王の移籍先は台湾プロ野球リーグが濃厚だと解説した。

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