FA去就でヤクルト田口が残留か 「古巣の巨人は似合わない」の指摘も

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   FAで去就が注目されていたヤクルト・田口麗斗が権利を行使せず、残留することがメディアで一斉に報じられた。

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野球に対してはプロ意識が誰よりも高い

   田口は守護神に抜擢された今季50試合登板で3勝5敗33セーブ6ホールド、防御率1.86をマーク。抜群の制球力とキレ味鋭いスライダーで、走者を背負ったピンチでも内角を果敢に突ける。大きな故障がなく、心身ともにタフな事も大きな魅力だ。救援陣が手薄な球団は多い。特に、動向が注目されたのが4位に低迷し、3年連続V逸となった古巣の巨人だ。阿部慎之助新監督が就任し、ソフトバンクから高橋礼、泉圭輔、オリックスから近藤大亮をトレードで獲得。ウィークポイントの救援陣を強化したい思惑が見える補強策だった。楽天の守護神・松井裕樹が海外FA権を行使してメジャー挑戦の意向を明らかにしたことで、田口が権利を行使した場合は獲得を検討する可能性が十分にあった。

   ヤクルトファンにとって、残留は大きな朗報と言えるだろう。21年の開幕前に巨人からトレードで移籍すると、同年からリーグ連覇に貢献するなどリリーバーとして活躍。ナインにもすっかり溶け込み、ムードメーカーとして愛されていた。

「田口に巨人は似合わない。ヤクルトが一番フィットしますよ。自由な雰囲気で髪型にも制約がないから、伸び伸びできる。もちろん野球に対してはプロ意識が誰よりも高い。今年は5位に低迷したのでヤクルトで優勝したいという気持ちが高まったのでは」(スポーツ紙デスク)

   V奪回に向け、来季も守護神でフル稼働する。

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